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「しょせん他人事ですから」ネタバレ最新1巻。誹謗中傷には制裁を!ネットを妄信して歪な正義に駆られるバカクズ主婦

しょせん他人事ですから1巻
ネタバレ感想

しょせん他人事ですからのネタバレエロ画像、漫画最新話、感想、あらすじ、結末、無料で読む方法を紹介。

 

作・佐藤真通。

画・富士屋カツヒト。

ネットに蔓延る情報を信じ込み、無関係な相手に正義感を振りかざして悦に浸るバカは、あなたの家族かも知れない…

 

 

しょせん他人事ですから1巻

SNSの大量通知で目を覚ました女性は、ブログがバズったかと思ったが、それは良くないバズり方、いわゆる炎上だとすぐに分かった。

 

検索してみると、根も葉もないデマ情報が大量に引っ掛かり、人妻風俗に勤務しているという情報が拡散され、携帯番号まで載せられているので、キモいイタ電までかけられてくる始末。

 

 

桐原こずえは弁護士無料相談会に足を運び、いざ詳細を話そうとすると感情が溢れて涙が零れてしまうが、担当の保田弁護士は冷静にビジネスライクに合理性を求めた。

 

 

これまでに何人も相談者と怒らせ、ろくに依頼に繋げようとしないヤル気が見えない保田と、そのたびに怒るしかないパラリーガルの加賀美。

 

助けを求められる弁護士にして彼のモットーは、しょせん他人事なので、それが通常で正常の態度だった。

 

ともあれ落ち着きを取り戻した桐原は、レシピ本も出せるほどのブログ運営をしていること、事実無根の人妻風俗をやっているとの誹謗中傷、個人情報を晒されていることを説明した。

 

できることは二つ、まずは記事や書き込みの削除申請で、これはすぐに個人でできる対処法。

 

もう一つは犯人を特定する情報開示請求で、内容によっていくつかの罪状で求めることができるが、慰謝料もそこまで取れないことが多く心身共に疲弊するのは間違いない。

 

 

弁護士にもおすすめされず、夫にも他人事扱いされてストレスが増えるばかりの桐原だが、保田が負の面も隠さず挙げてくれたのが冷徹でもあり信用できるとも感じ、依頼することにしたのだった。

 

何より、デマを流して誹謗中傷で楽しんでいるクズの醜い顔を見たいという、コスパじゃない怒りの面が大きかった。

 

 

 

ということで保田が本腰を入れて情報開示請求を進めた結果、二か月後、ある女の元に意見照会の書類が届いた。

 

しかしまだ小さい娘の母でもあるこの女は、情報開示請求をまともに取り合わないどころか逆切れし、更に誹謗中傷の波を高め出した。

 

あまりに醜く、腐り切った根性の持ち主だ。

 

 

それもまた観てストレスを溜めてしまう桐原は現在、諸々で50万以上の費用をかけており、最終的に100万はいくだろうと教えられても止める気はなかった。

 

そして事が進展するかどうか分かるのも、ここから更に数カ月を要する。

 

やがて僅か数分で終わる弁護士同士の口頭弁論が終われば、後は判決を待つばかり。

 

いよいよ情報開示請求が滞りなく通り、契約者の情報が判明したところ、犯人は同じマンションに住む知り合いだった。

 

 

果たして書き込んだのがママ友かその主人かまでは分からない桐原が次に取れる手段は、内容証明郵便を送りつける、民事裁判、刑事告訴で警察を介入させるの三つ。

 

そこで保田は改めて、心労やコスパを考えれば内容証明書を送って夫婦のどちらが犯人なのかはっきりさせつつ、和解を目指すのが現実的でお勧めな方法だとアドバイス。

 

桐原もそれで納得したので、次は和解するとして相手に求める賠償条件を詰めていった。

 

 

結局、犯人は愚劣な行為に見合わないしけた罰を受けるのみで、桐原は引っ越しも必要になって生活もガラッと変わり、高額な賠償金を取れるわけでもなく、まさにやられ損でしかなかった。

 

そして法的措置に至る通知書が送られてようやく、犯人は自分のしたことが洒落になってないことを思い知っていたが、自分だとバレていることに焦るだけで、反省の気持ちなど全くなかった。

 

 

だから犯人の木下は、相手方の弁護士の保田に電話をかけて文句を捲し立て、賠償金を負けさせようとする醜さも発揮してくるが、電話でのやり取りは不可だと指摘されて終わるだけだった。

 

 

夫に知られないうちにしれっと済ませようとする、本当に救いようのないクズ。

苛立ちを幼い娘にぶつけ、トラウマを刻んだかも知れないクズ。

 

それが今回の誹謗中傷の犯人で、自分だけじゃなく皆やっている、そこまで悪いことじゃないと自己保身が真っ先に来る犯罪者らしい思考回路の女だ。

 

 

木下が醜いほどに桐原のストレスは上限なしに溜まっていき、いよいよお互いに顔を合わせて民事裁判に至ることになった。

 

結局、まともに生きていれば縁の無い裁判になっても、犯人は全く反省しない腐り切った性根の持ち主だと分かっただけで、桐原にとって胸糞悪い思いをするだけだった。

 

しかもしけた賠償金の分割払いでさえすぐにバックレようとしたので、誰にも知られずに済まそうとした汚い目論見を動産執行で潰してやることにしたのだった…

 

 

感想

しょせん他人事ですから1巻でした。

こんなドクズな主婦は現実でも、本当に腐るほどいるんでしょうね。

指殺人という言葉ができるくらいですから、自分が正義だと思っちゃうのは仕方ないにしても、わざわざ悪意をぶつける行動を起こす心理が理解できないですし、やはり加害者に甘くて被害者に厳しい異常な法治国家だと改めて感じました。

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