終末のハーレムファンタジア71話72話73話
ネタバレ感想
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あえて捕まって皇帝を暗殺しようとしたアルクだが、やはり一筋縄ではいかず。
息子の皇太子は部下に命懸けの実験を食らわせ、レッタはランシアの生き残り美少女剣士を仲間に引き入れようとしていた…
71話
リンを救出したレジスタンスを率いるリーダー的グローリアは考えを改め、アルクを救出する方向で動くことにした。
情報収集しつつのアルク救出作戦にミーネがお礼を申し上げるも、ではどこかに投獄されているはずの彼をどうやって見つけ、助け出すのか。
その鍵を握るのがレッタらしく、彼の凄まじい魔力を活かした作戦を考えているようだった。
指示通りに魔力制御のトレーニングをすることにしたレッタは、ひと気のない森の中に踏み込み、寒さに震えながら奥の方に入っていく。
するとなんということでしょう、開けた場所にいるリンがシルバーウルフの群れに囲まれているではないか。
レッタは慌てて助太刀に入ろうと駆け出すが、リンは全く怯まずに余裕綽々で返り討ちにしようと剣を構えた。
そんなリンの余裕に気づかないレッタが一気呵成に駆け下りてくるものだから、リンがそっちに気を取られた瞬間にウルフが襲いかかった。
ほぼ同時にレッタもリンに飛びかかって庇うように倒れ、頬を軽く裂かれてっしまったが、レッタも冷静にまずウルフに謝って、あの魔法の杖をかざして魔力を放った。
雷の全体攻撃がウルフたちにお見舞いされたが、大した威力は込められておらず、しびれた獣たちは一目散に逃げていった。
それは本来は人を襲わないウルフたちへの情けであり、リンも感謝こそしないが獣たちも瘴気に住処を奪われているのだろうと察した。
そうして強がった手前、恥ずかしそうに一旦後ろを向いてからスッと振り返って頭を下げ、強く言い返して八つ当たりしたのを詫びたのだった。
レッタは父を殺され、リンは師でありおじを殺された。
だから悲しみは十分に分かるし、今も頬を切り裂かれてまで助けてくれたことに、リンはまた感情が揺さぶられながら傷口を拭ってあげた。
レッタはそれも平気で朗らかな笑顔を返すので、その台詞が師と重なったリンはその時、ドクンと彼への熱情が芽生え始めた。
そう、レッタは無意識にリンと7秒以上見つめ合っていて、意図せず性欲の虜にしていたのだ。
ということで衝動に逆らえないリンはいそいそと服をはだけ、華麗な剣士でも守りたくなる華奢な素肌を露わにしていく。
上気した頬。
熱っぽい瞳。
麗しのミニスカ剣士はストレートな誘い文句を繰り出し、激しいベロチューで襲いかかるのだった。
