
パラレルパラダイス242話243話244話
ネタバレ感想
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意気揚々と国母を打ち倒しに乗り込んだはいいが、ブチ切れてもンスター化した国母はシンプルな暴力だけで圧倒的に強く、ガーディアンの誰も歯が立たない。
逃げる隙を作ってもらった彼だが玉砕覚悟で考えを巡らせ、国母は吸血鬼だと思って弱点を突いたのだが…
242話
一か八かで左胸の心臓を一突き。
その作戦は見事に成功したが、それで倒せるかは別の話で、国母はノーダメージらしくまた彼を罵倒するや、カウンターパンチをぶち込み、ぶっ飛ばしたのだった。
当てが外れた彼は軽々とぶっ飛ばされてヤムチャにされるし、大事で特別な刀も小枝みたいに奪われ、攻撃手段まで無くなってしまう。
全く意味がなかった彼の捨て身の攻撃に国母も呆れるばかり、しかし吸血鬼だと決めてかかった彼の方がよりがっかりしたのは当然。
ともあれおぞましいバケモンになった国母の金城への愛はまさに異常で、小物小物と何度も蔑む剣道野郎が立てつくのがムカついてしょうがなく、そろそろ止めを刺すことにした。
まず蚊のようにぶっ叩いて見下ろしながら蔑むと、続いて胴体と足を掴んで高々と持ち上げ、チューペットを折るかのようにぐにっと背を逸らせてバッキリ折りにいった。
嫌な音と悲鳴と共に直後、鮮血が散ったのは国母の両腕がスッパリ斬り落とされたからだった。
斬鉄剣のような見事な一閃で彼をギリギリ救ったのはお待ちどう、最強で最恐のガーディアン、リーメアリーの一撃だった。
最早主人公の座を奪わんばかりのカッコいい登場をしたリーメアリーは他のガーディアンや彼と同じく、命を賭して駆けつけた。
まさかのリーメアリー登場に国母も驚き、お前まで裏切るとはおバカさん的に、お門違いな恨み言を吐き出した。
それには何も答えずリーメアリーが無視すると、国母はしれっと豚になる呪いの言葉を吐き出し始めた。
もうだめだお終いだと嘆く彼だが、最強を自負しているリーメアリーは駆けつけたのだから目的遂行を全く諦めておらず、ぶつぶつ言い出した国母をの首を即座に落とした。
すると国母も即座にセルみたいにじゅびじゅび再生するが、ならばまたリーメアリーは斬り落としていたちごっこの様相に突入。
圧倒的身体能力と剣技を存分に活かすつもりのリーメアリーは、呪文を唱えようとすれば首を落とすのを続けるつもりだった。
再生能力の限界があるのかどうか分からないが、リーメアリーの体力は必ず尽きる時が来るし、相手も無抵抗で斬られるばかりではないだろう。
だから彼らが逃げる時間だけは稼ぐつもりのリーメアリーは、自分の命と引き換えに化物の弱点も見抜いてくれとプレッシャーをかけた。
そのために初交尾でブチ切れも披露したイマリも同行しており、彼女は力づくで彼を逃がす役目だった。
リーメアリーに任されたイマリの悲しみと使命感も相当で、一つの目的に向かうやり取りは美しい光景だが、その間に国母は汚い唾を溜め込んでおり、不意打ちを仕掛けた。
ギリギリで感付いて咄嗟に避けたリーメアリーだが、飛沫がかかっただけで硫酸のように防具を溶かしていく。
その僅かな隙に呪いの呪文を呟いてリーメアリーの名を言い終わるや、彼女の肩が秘孔を突かれたように醜く膨れ上がるのだった…
243話
颯爽と現れて持久戦に持ち込み、彼らが逃げる時間を稼ぐつもりだったリーメアリーだが、早々に国母が呪文を唱え切ってしまい、まず肩が歪に膨れ上がった。
マグマがボコボコ沸き立つように肉が盛り上がると、リーメアリーは決死の表情で早く逃げろと急かし、イマリもさっさと立たせようと彼を引っ張る。
男を背負うドキドキもなんのその、圧倒的使命感で彼を負ぶったイマリはまだ何とか動けるメンバーにワンフォーオール精神で助け合いを促した。
そうこうしている間にリーメアリーは膨れ上がり過ぎて鎧が全部弾け飛び、美しい体が見る影もなくなっていく。
それでも誇り高き最強の騎士、剣を拾うとナイス投擲で国母の目にぶっ刺してやると、首を刎ね落とされるよりもダメージを食らったようで絶叫し、一矢報えてニヤリ。
しかし時間稼ぎもここまで、ヨタヨタと逃げていく仲間たちの背中を見ながら意識が遠のき、肉膨れの中に綺麗な顔が埋もれていった。
そして最強の騎士リーメアリーもナクタとほぼ同じ、人面豚に変えられてしまうのだった。
最も頼れて最も恐れる人材の変貌を目の当たりにしながら、彼は無力感の中でとんずらをこくしかなかった。
手当をされた彼が目を覚ましたのはベッドの上だった。
痛みに喘ぐ彼に最初に気づいたのは宿屋の娘で、他のメンバーも別室で治療を受けて寝ていると言うが、コウとミサの二人が特に重傷でヤバいらしい。
そこにやって来たイマリによれば、ここはカル狩りの訓練拠点合宿所で、カル程度なら侵入は許さないとは言え、満身創痍のメンバーばかりで国母に見つかれば、もう一たまりもない。
ならばと彼は仙豆レベルのエルフの塗り薬は使えないのかと質問。
しかしイマリは、ガーディアンの命より貴重とされるものは人命救助でも使えるものじゃないと言い返し、そもそも管理してるのはリーメアリーだから所在も知らないとのこと。
すると宿屋娘が預かっていた件の薬をポッケから取り出して見せ、リーメアリーの言伝で使用許可は出ているという。
こうなることを予測していたリーメアリーの覚悟は凄まじいが、ここのメンバー全員で踊りかかっても、ナクタ以上に激強な豚メアリーが相手では勝機などまるで見えない。
弱点の鼻を破壊して殺す覚悟さえ持てればワンチャンあるかもだが、一度玉砕を決めた彼にそれができるのか。
そんな葛藤が生まれた直後、不気味なモンスターが合宿所に侵入しようとした。