
メイデン 娼婦が元騎士の狩人に拾われる話
ネタバレ感想
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作・イゲドアハ。
親に売られ、娼婦として過酷な生活に追いやられた女は、あまりに酷い扱いに逃げ出し、また親に捨てられ完全に行く当てが無くなった後、孤高に生きる狩人と出会うが…
メイデン 娼婦が元騎士の狩人に拾われる話
同じ娼婦で助け合いなんてなく、ひたすら男にハメられ、消えない生傷までつけられる過酷な日々に追いやられたヘレナ。
親からも完全に厄介者扱いされたヘレナに行く当てなど無く、雪深い中を絶望の思いで歩き、やがて気を失ってしまう。
次に目覚めたのは温かいベッドでだった。
行き倒れているところを助けたのは飼い犬と孤独に暮らしている元騎士で今は狩人のロマンという男。
雰囲気は怖い感じだが、見捨てず介抱するくらいの優しさは持ち合わせていた。
しかし、何の見返りも求めない行いではなかった。
彼女が目覚めるまで一週間、食糧と水を分け与えた見返りをきっちり求めたのだが、ヘレナを娼婦と察した上で遠慮なく性欲処理の相手をするよう求めたのだった。
命の恩人だが、結局は都のゲスい男たちと変わらない女を穴としか見てない態度。
扱いも雑で荒々しく、また苦しみを味合うことになってしまったが、飢えや寒さがなく、不特定多数を相手にする娼館よりは大分マシだった。
そして、無口で謎が多い彼はただ生活の世話をする見返りに股を開かせるものの、彼女の興味に応えてくれる優しさもあって…
感想
メイデン 娼婦が元騎士の狩人に拾われる話でした。
世界観通り、温かさを感じられる話で、まさにゆらゆら揺れる火の灯りが似合いますね。