PR掲載中

62話

3年ぶりに再会したのにそっけなかった桜花が、いきなり教育実習生としてまた目の前に現れた。

 

彼はさっきまで見ていた水着写真とのギャップを見比べ、なぜトップアイドルがここにいるのか分からず戸惑う。

著者名:蘇募ロウ 引用元:ヤングマガジン2018年51号

 

 

淡々と挨拶を終えた先生を追いかけて今までの呼び方で呼び止めると、きっぱり先生と呼ぶように注意された。

 

でも彼はスルーし、なぜアイドルが教育実習生としてここにいるのか訊ね、ちゃんと両立していると教えられる。

 

それに、さっきの教室でも誰も先生がトップアイドルの岡本さくらだなんて気づいていなかった。

 

顔は一緒だが、バカなイメージが浸透しているさくらがまさか教育実習生になれるわけがないという先入観。

さらに眼鏡をかけてキャラも変えれば、ほぼ気づかれないという先生の経験則から来る実習チャレンジだった。

 

ただ、万が一があるので彼に余計なことをして欲しくなかったのだが、先生大好きの彼は都合よく解釈した。

著者名:蘇募ロウ 引用元:ヤングマガジン2018年51号

 

 

だから、お昼ご飯を一緒に食べるのも当然だと思って誘ってみた。

 

そして、そっけないどころか嫌われていると思えるほど冷たくあしらわれ、大きなショックを感じてしまうのだった。

著者名:蘇募ロウ 引用元:ヤングマガジン2018年51号

 

 

またあの頃みたいに戻れると思っていた彼は凹み、ならば好きにさせてやろうと考え、さっそく走り込みでもっと速くなろうとした。

 

未だに先生の好みが小学生時代から変わっていないと思い込んでいるバカな彼は、外にいるのに見てくれもせずどこかに行こうとする先生を見つけ、またショックを受けるが、また自分が遅いだけだというバカな勘違いを巡らせる。

著者名:蘇募ロウ 引用元:ヤングマガジン2018年51号

 

 

もっと走り込んで、世界記録も打ち出せるほどのスピードになると誓った矢先、先生が眼鏡を外しているのに気づいた。

 

さすがに素の美人顔を晒したらアイドルだとバレると思った彼は、全速力で近づくが、怯えられて倉庫の中に逃げられそうになる。

 

しかし、あっさり追いついた。

著者名:蘇募ロウ 引用元:ヤングマガジン2018年51号

 

 

そして先生は声で彼だと気づき、眼鏡がなくて顔もろくに判別できなかったことを彼は知った。

 

その肝心な眼鏡は、校庭の掃除中に落として見つけられなくなってしまったらしい。

 

彼が先生のドジっ子具合に頭を抱えた直後、他の陸上部員が入ってきたので咄嗟に先生を物陰に押しやった。

著者名:蘇募ロウ 引用元:ヤングマガジン2018年51号

 

 

先生に気づいていない女子部員は彼に話しかけながら、ハードルを引っ張り出そうとする。

 

しかしハードルは先生のシャツまで噛み込んでいて、部員が引っ張った拍子にボタンを弾け飛ばし、生々しいアイドルバストをさらけ出させた。

著者名:蘇募ロウ 引用元:ヤングマガジン2018年51号