64話
彼は学校から遠く離れた山間の町にいた。
大会に出るためここまで来たのになぜか、アイドルモードの桜花先生がいるではないか。
今日は先生ではなくアイドルの岡本さくら完全モードだった先生は、アイドルグループのMV撮影に来ていた。
それはもう仕方なかったが、監督が偶然にも陸上好きで山本のことを知っており、走るシーンがあって彼にレクチャー役を強引に決めてしまったのだった。
相変わらずギャップが大き過ぎて他の部員は先生と桜花が同一人物だと気づいておらず、羨ましい彼に罵詈雑言の嵐。
まあでも、大好きな先生と一緒に居れるならラッキーハプニングだった。
では、撮影スタート。
かと思えばいきなり先生はずっこけた。
ぶりっ子最先端なわざとに見えるほど何もないところでこけたので、彼は真面目にやるよう囁いたが、言われるまでもなく、先生はとっても真面目に走った結果、こけたのだった。

彼は思い出した。
先生はアイドルとして踊れているのが不思議な程、運動神経がアレなことを。
ただ先生がこければ部員たちの罵詈雑言が再び彼に浴びせられる。
確かに彼も、唯一の取り得である走りを教えなければ抜擢された意味がないと思い、非難の雨を浴びながら先生を見たが、彼女はアイドルにあるまじき憎しみの表情に変わってしまっていた。

そして何を思ったか、ホテルのジムで彼とのマンツーマントレーニングタイムの許可を監督から取り付け、強引に彼の手を引いて行くのであった。
ジムに着くなり彼は、明らかに怒り頂点に見える先生に土下座して謝った。
もちろん先生が大好きな彼に対して理不尽に怒るなどあり得ない。
でも怒っているのは事実で、理由は彼に罵詈雑言が浴びせられてムカついたからだった。
そんなことは先生の立場では言えず、言いかけそうになってもごにょごにょごまかすのが精一杯で、健気に喜ぶ彼への愛しさがもっと増した。
さて、誤解が解けたところでトレーニングスタート。
ルームランナーでランニングし始めた先生をまともに走れるようにすべく、彼は気合を入れて真面目モードに入った。
これも先生へのアピールだと思ってできるところを見せたかったが、ノーブラかと思うほど上下に揺れる先生の胸を間近に見て、自分の心が揺れ動いた。

これはまずいと思った彼は、勃起する前に後ろへ移動。
バインバイン跳ねないようにとアドバイスした直後、先生は足を滑らせてしまった。
ふわりとスカートが舞い上がってパンモロが彼に近づいていくが、先生はバーを掴んで耐えた。
だが、ベルトは動き続けて先生からパンツを剥ぎ取った。
宙を舞うパンツと、生マンがモロポロした先生。
彼はもちろん、二つの穴をばっちり目撃した。



































