88話
まさかのリリア出現に戸惑う彼とは対照的に、まっしぐらのハグで発情して涙と欲情の泉を垂れ流し始めた彼女。
重大なる任務で遠方までやって来たリリアだが、発情は如何ともしがたく、顔をペロペロ舐めるのに夢中で彼の質問など脳が受け付けていなかった。

彼も戸惑いより興奮が勝り始め、いよいよリリアの目つきが交尾するために生まれてきた女のそれに変わっていこうとする。
直後、リリアは彼を突き飛ばして距離を取り、それについてはすぐ謝った。
欲望に使命感で打ち勝ったリリアは、交尾なんてしてる場合じゃないと宣言し、ミースの街を助けて欲しいとお願いしたのだった。

彼の判断基準は、やはり交尾だった。
今までの女の子でトップを争うくらいの交尾好きでオナニストのリリアが自分に触れて発情したのに、交尾を拒否した。
そもそも、発情してから交尾を後回しにしたのはリリアが初だった。
だから彼は、とんでもない事件が起こっていると確信した。
其れ即ちガリアだろうと指摘すると、彼の察しがイイだけで発情したリリアは抱きついて「好き」とスピーディーに告白。
そしてまたすぐ突き飛ばして落ち着くためにオナニーしに行くが、彼はオカズの提供は拒否した。

ともかく彼は、今のリリアが病室で突き落した時のと同じではないと確信を持てた。
ならば、いつかの未来のリリアなのだろうが、二人の間に何があってあんな風になるのか予想もできなかった。
そんなシリアスな考えを彼がしている時、リリアはさっそく彼に色々触られている妄想を繰り広げながらこれでもかと音を立て、開放的に自分を慰め始めた。
発情していればオーガズムに達するのなんてオナニーでも楽勝で、あっという間に絶頂感がこみ上げてきたリリアはダメダメすぐイっちゃう!と叫び、いじくり続ける。
それが潮吹きと共に外に放出されると、「かっ」と一声解き放った。
ヒールでかかとが上がったM字開脚オナニーは、オナニーに慣れ切ったリリアらしい見事なものだった。

十分スッキリできたリリアは、サンドリオの中枢部で大人しく席に着いて待っていた頃には、スンと澄ました表情を見せられていた。
彼は世間話風にスッキリできたか?と訊ねるが、今更羞恥心で頬を染める女の子ぶるリリアは、そんなこと訊くもんじゃないと斬り捨てた。
そうこうしているうちに、報告を受けたルーミが飛び込んできた。
昨日から現れたガリアが一日一人ずつ住人を食べる条件を提示してきたと聞いたルーミは、今すぐミースに戻らなければと焦りを募らせる。
その時、カヅチたちもやって来て当然の疑問をぶつけた。
サンドリオで正体を現してからまだ二日しか経っていないのに、どうやってミースに辿り着けたというのか?
また、ここにいるリリアがどうやってミースの情報を手に入れられたのか?
だからリリアは澄まし顔で、街と街を繋ぐ扉を通って来たんだと話した。
カヅチは限定的どこでもドアの存在を、柔軟な考えで信じた。

取りあえずリリアは一番の目的であるガリア討伐のため、リールの魔女を殺した彼に改めてガリアをやっつけて欲しいと頼み込んだ。
彼は素直にリールの魔女、カイを倒したことを認めたが、一度殺されてからの辛勝だったことをちゃんと白状した。
男だからって万能じゃなく、簡単に倒せるとは思わないで欲しいと言い含めた。
下手をすればガリアにいつ殺されてもおかしくなかった彼の言葉は、リリア以外にはとても実感がこもって聴こえたが、彼は臆することなく頼みを聞き入れた。
そうと決まれば、リリアの案内で旧市街の遺跡群に向かった。
そこから離れられない地縛神は、思わぬ来客に少しテンションが上がって迎え入れて会話を楽しもうと思うも、ガン無視で通り過ぎていくのを見送り、自分に用がなかったことに寂しさが募った。
ろくに会話もない時間を100年過ごしてきたヴォルカンが仰向けになって空を仰いだ直後、可愛らしい声を取り戻したアマネだけが立ち寄り、あごを撫でてあげたのだった。

変態的な性癖を持っていても心根の優しさが伝わってくる手の温もりに、ヴォルカンは涙が止められなかった。
感想
パラレルパラダイス86話87話88話でした。
そんな可愛い声なら、是非アニメで聞いてみたいものですね。
過去作はアニメ化されたので、可能性は0じゃないはずですね。
https://www.kuroneko0920.com/archives/60576





































