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18話

今日の千秋は女子高生にしか見えないセーラー服で仕事に向かっていた。

 

 

古びたアパートの階段を上がって二階の廊下に出てみると、なぜかコバーンとぽっさんが部屋の前で座っているので千秋は何をしているのかと話しかけるが、すぐに会話できないことを思い出し、ドアノブを回そうとするが鍵がかかっていて回らない。

 

ドアを叩いて中にいるはずの星に呼びかけつつ、どうせ振られて落ち込んでめんどくさいメンタルになっているんだろうと思うと気が重かったが、社会人として公私混同は止めようと諭した。

 

そして上司への報告をチラつかせた直後、ドアがゆっくり開いて星が出てくると、昨日の今日でマンモス怪人に変わっていたのだった。

ロウヒーロー
著者名:平本アキラ 引用元:イブニング2019年15号

 

 

振られた直後に改造手術を受けてマンモス怪人に生まれ変わったと、何でもないように自慢気に語る星。

 

いつもなら興味を抱いて調子に乗らせたくないところだが、千秋は象とは比べ物にならないパワフルそうなマンモスに目の色を変え、惚れてしまった。

 

コバーンと犬に見られていようと関係なく、太くて長くて毛むくじゃらを掴むと、星は仕方ない奴だなというスタンスでクンニ&手マンを楽しもうとし始めた。

ロウヒーロー
著者名:平本アキラ 引用元:イブニング2019年15号

 

 

もちろん男の千秋にそんなこと不可能なので、これからという時に星は現実の千秋のノックの音で目を覚ました。

 

 

夢の中と同じように上司への報告をチラつかされた星は、もちろんマンモスになどなっていないので、勢い任せにぶち切れて仕事を放棄し、飛び出したのだった。

 

いつもより気持ち悪い顔になっていた星の眼がぷっくり腫れていたなと、千秋は見たままそう思って追わなかった。

ロウヒーロー
著者名:平本アキラ 引用元:イブニング2019年15号

 

 

飛び出した星は、旭山に電話をかけて会う段取りを取り付けた。

 

 

 

所変わってここはタワマンのエントランス。

 

ここに住んでいる友達にアポ無しで遊びに来た千夏は、習い事があるからと断られて時間を持て余していると、帰って来たマリコと鉢合わせた。

 

まさか憧れのタワマンにマリコが住んでいると知った千夏は驚きでテンションが一瞬跳ね上がったが、インターホン遊びができなくなったことに遠い目をした。

 

ただモニターホン越しに友達と喋るのが面白い、カメラの死角に入って隠れたりするのがおもしろい。

凄く楽しい…

 

そんなことを言いながら遠い目をされたら放っておけず、マリコは自分の部屋に案内して遊び相手になってあげた。

 

それは苦にならなかったが、さすがに10回も交代の交代で繰り返されるとしんどいし人目も気になるしで、おやつで切り上げてもらった。

 

 

何の変哲もない苺のショートケーキとジュースをコップに注いで出すも、千夏は食べるのを躊躇った。

 

その理由が兄たちに申し訳ないという純粋な兄弟愛なものだから、マリコはキュンキュンさせられる。

 

兄たちへのお土産を持たせることで罪悪感を消してあげたマリコは更に、千秋兄と結婚して義姉になるんだよね?とぶっこまれ、顔の温度が急上昇。

ロウヒーロー
著者名:平本アキラ 引用元:イブニング2019年15号

 

 

実際、千秋兄のことをどう思っているのか?

 

その純粋で無邪気な問いに本気で答えようとするより先に、席を離れた千夏はジャグジー付きの豪華な風呂をプールだと思って食いついていた。

 

 

無邪気にはしゃぐ気になる男性の可愛い弟にマリコは入りたい?と訊くと、千夏は即答でイエス。

 

さすがに一緒に入るのをマリコが躊躇うと、千夏は言い難そうに俯き、実は一人でシャンプーができないんだと打ち明けた。

 

そんな風に落ち込まれたら、マリコの頭の中からオネショタのいやらしい展開は消え去った。

 

 

 

一方、周りからの信頼が地に落ちている星は旭山と向かい合い、怪人になろうと思っていることを打ち明けたが、すぐやめておけと諭された。

 

実は星、以前にも怪人手術を受けようとして寸前で泣き喚き散らして逃げ出した過去があったのだ。

 

酒の肴にもならない惨めな姿を思い出した旭山はまた思い出だけでイラつき、帰ろうとした。

 

だから星は、本題の質問をぶつけた。

千秋のことをどう思っているのか訊かれた旭山は、あっさりと動揺を見せた。

ロウヒーロー
著者名:平本アキラ 引用元:イブニング2019年15号

 

 

しかし、その質問で星が千秋を落とすために怪人化を目論んだのだと嫌でも分かり、ドン引きした。

 

 

 

一方マリコは、千夏にシャンプーしてあげるために一緒にお風呂に入っていた。

スク水を着て。

 

しかし、どこまでも純粋な千夏にお風呂で水着は変だと指摘されたので、熟れ頃の大人ボディを披露することにしたのだった。

ロウヒーロー
著者名:平本アキラ 引用元:イブニング2019年15号

 

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