216話
怪楽だけに集中して腰を振った結果、絶頂に達したルーミはスッキリしてから三白眼ちゃんの首が転がっているのに気づき、絶叫した。
顔を覆って泣き叫んでも、殺してしまったと言える最低最悪の結果を招いてしまったルーミ。
ただ勃起させていただけの彼は恐るべし精神攻撃と恐れ入るが、ヤールヤーにしてみればこれからが本番だし、もっと楽しくなりそうな新客がやって来たのでナイスタイミングになった。

新客はもちろんリーメアリーで、3人が赤いプールの中で静かにたゆたっている意味が分からず観察していると、ヤールヤーは赤の魔人を作り出して襲いかかろうとした。
リーメアリーは剣を抜こうとするが、落ちている一本に気づいて物理攻撃は意味がないと察し、ならばと素早く踵を返して逃げた。
赤の魔人はどこまでも手を伸ばして追いかけ、曲がり角もクイックに折れて逃がそうとしない。
想像以上のしつこさにリーメアリーイラついた直後、追いかけてきたモモに呪詛の言葉を吐きつけられて驚いた。

それに気を取られてしまい、背後から迫る赤の魔人に取り込まれてしまうのだった。
するとリーメアリーも全裸になって温泉洞窟の仲間入りをし、咽び泣いているルーミと落ちている首を見てもやっぱり意味が分からない。

彼は同じように赤い水に飲み込まれて来たんだろうと声をかけるが、リーメアリーには直前の記憶がなく、玉座の間の前まで来た辺りしか覚えていなかった。
それがモモの仕業なのか衝撃による一時的な記憶喪失なのか、ともあれここの主のヤールヤーを睨みつける。
彼は勝てないから止めとけと忠告して無残な首も示すが、やはり強さには絶対の自信があるリーメアリーは物理的にも精神的にも彼を見下し、先制攻撃の前蹴りを繰り出した。
あっさりヤールヤーにクリーンヒットして頭が吹き飛ぶが、物理攻撃は通用しないまま。

そしてグッと目を見据えられたリーメアリーは、何をされたのか何となく想像がついた。
ヤールヤーが覗き込んだところ、リーメアリーは今まで見せてきた通りにプライドクソ高女であり、彼に跨ってよがり狂ったとは言え、本当に心底彼のことが嫌いなのは本心だった。
それを事も無げに伝えられた彼はシンプルに凹み、この世界ではなんだかんだ誰からも嫌われてはいないと思っていたと、自信過剰っぷりを打ち明けた。
人格的にとてもモテるような男ではない彼の口から出た言葉に、リーメアリーはまた清々しいほどの侮蔑の表情を返した。

嫌よ嫌よは本当に嫌だったリーメアリーが理性を奪われたら、さてルーミと同じように快楽に支配されてしまうのか。


































