
終末のハーレム30話
ネタバレ感想
東堂に無理やりヤラれ、翔太係なるものを新設されて戸惑い続きの翔太。
そして黒ギャルとキスを強要された後に保健室に連れ込まれ、メイティング済みの3人と4Pをする流れに・・・
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30話 ほしの
保健室には4人分の熱気がこもっていた。
翔太はモテて仕方ないような男の佇まいを醸し、ベッドの端っこに腰掛けて息を荒くする同級生3人を振り返った。
初めての4Pをした昂揚感の余韻に浸るでもなく、ただ授業をサボってしまったことが気になっていた。
そんな彼の心情はさて置き、主導権を握るかのようにカーテンを開けて彼のアザにキス攻めを繰り出していた彼女たちは、一様に呼吸を乱し、3人ともがソックスだけは履いたままでいた。
それが彼の趣味なのか、最初の一人に倣って脱がずにいたのかは分からない。
その頃科学室では、天才児の黒田・レイン・ちふゆが何やら不穏な実験をしていた。
これでウチの魅力にメロメロだなどと嬉しそうに独り言を漏らしていることからして、惚れ薬でも完成させたようだったが、そのタイミングで翔太が声をかけ、驚かせてしまう。
黒ギャルとのキスを長引かせないためにトイレに逃げようとしたときに転んでできた、傷とも言えないかすり傷のことをちふゆは気にしてくれ、彼も満更でもなく大丈夫だと答える。
相変わらず、なにもかもにおいて自分が秀でていると確信している彼女は、治療においても自信を漲らせつつ、反故になった相部屋の相手に名乗りを上げた。
さすがに見た目が完全な子供には手を出そうとは思わない彼は笑ってごまかし、自分の何がいいのかと根本的な疑問を投げかけた。
すると一言、「顔」だと即答。
それには笑わずにはいられなかった。
彼は自分でもイケメンの範疇にカスりもしていないと自覚していたので、目の前の天才児の趣味を疑ってしまったのだ。
笑われた彼女は、意外にも照れた顔を見せて本音を打ち明けた。
カレンの計画を見抜いた観察眼と、同級生たちをなんだかんだ気にかけるところは嫌いではないと言った。
そして、家系的にも胸の成長は期待できるとも言って、本気で彼を口説きにかかった。
だが、もう4人と経験した彼は余裕を見せ、彼女の前髪を分けておでこにキスをする。
すっかりイケメン気取りで、お子様の気持ちに答えた彼なりの感謝のキスだった。
それで一気に嬉しくなった彼女はメイティングOKだと思って白衣を脱ごうとするが、それも軽くあしらわれてしまい、乙女心を傷つけられるのだった。
化学室を飛び出したちふゆに苦笑いを漏らしていると、今度は廊下でカレンと会った。
そして彼女は突然、ゆず先生が家庭の事情で転任してしまったと告げた。
青天の霹靂だった。
言っている意味が分からずポカンとしていると、この慶門市にはもういないと言い直されるし、事情はシークレットだと言われた。
もちろん、はいそうですか残念ですとは受け入れられない彼は、嫌だ戻してよと我がままを言い始める。
それに1年か2年は戻ってこないかもと答えられ、ついに我がまま全開でキレて声を荒げカレンに詰め寄った。
しかし、彼女は不敵な笑みを崩さない。
彼は何を言っても無駄だと悟り、今日も一人でベッドを温めると言い残して部屋に戻った。
翌朝。
彼は改めてゆず先生への気持ちを考えていた。
本気になっていたんだと自覚すればするほど、そのせいで先生が飛ばされたんだろうと疑う気持ちがこみ上げた。
しかし、もう後の祭り。
今日の翔太係で隣に座ったのは、ゆず先生とどことなく似た黒髪ストレートの細め美少女。
席に着くなり、さっそくカレンにキスの約束を示され、半ば自棄になっていた彼は朝っぱらから黒髪美少女に近づき、躊躇いなくキスをぶちかました。
黒ギャル律香にまごまごしていたときとは大違いで、自分から舌を絡めていた。
その様子に、カレンは計画通りという感じの笑みを零した。
授業が始まると、彼は勉強などそっちのけで女の子を物色し始めた。
メイティングを済ませた3人は言わずもがな、眼鏡の真面目そうな子も、ポニーテールの溌剌そうな子も、ショートカットの制服を着崩した子も、誰も彼も例外なく可愛いなと改めて思い、今日の翔太係にも目をやった。
そして後ろを向いてカレンに何かを伝えた。
その日の夜、ゆず先生への思いを断ち切るためなのか、少しでもゆず先生を思い出したいからなのか、今日の翔太係の黒髪美少女をそのままメイティング相手に選んで、激しく喘がせて腰を振っていた。
が、いまいち集中できなかった。
女の子を自由に選べる異常さに徐々に毒されていた彼は、自分でもその変化に気付いていた。
その変化を煽るように、翌日にまた新たに心を乱す出来事が起こった。
転校生を紹介しまーすと言われて入ってきた女の子に見覚えがあった。
なぜならそれは、コールドスリープに入る前の同級生、星野汐音だったのだから。
彼は屋上で物思いに耽っていると、星野の顔を見たことで当時の記憶が蘇ってきた。
まさに今いる屋上で、あの青姦ヤンキーカップルたちにいじめられていたことを思い出したののだ。
蹴られ殴られボコボコにされているところに、星野とモブ数人が弁当を食べに屋上にやって来たのだが、気まずそうにしてお暇を促すモブに反発し、星野はここで食べたいんだと我がままを言って、いじめをおかずに飯をかきこんだのだ。
そんな忌まわしい記憶を思い出してしまった直後、件の星野が屋上に現れ、今度は気まずそうに声をかけてきた。
感想
終末のハーレム30話でした。
記念すべき30話は、翔太をどんどん追い込むナイス作戦が佳境に入ってきました。
ちふゆにも意外とまともなところと乙女な部分があって安心しましたが、さすがにメイティングさせるわけにはいかないみたいで。
こうなったら、いじめっ子のリカで仕上げをして欲しいところですね。
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