ゆらぎ荘の幽奈さん
著者名:ミウラタダヒロ 引用元:少年ジャンプ2018年16号

ゆらぎ荘の幽奈さん
101話102話103話ネタバレ感想

ゆらぎ荘の幽奈さんの最新話、最新刊ネタバレと感想とあらすじと画像、漫画を無料で読める方法を紹介。

 

幽奈さんの一日を追った前回。

いつ頃寝て、どうやってコガラシの布団の侵入してはだけていくのか。

学校に行き、パンチラ、体育、お手製お弁当でバイトに行った彼の帰りをまだかまだかと待つ乙女。

https://kuroneko0920.com/archives/41456

 

101話

雲雀のツインテールを形作っているクナイ形の髪留めが、具現化能力により作られているのが判明した扉絵から始まる101話。

 

 

朝っぱらの登校前から雲雀は口をあんぐり開けて驚愕していた。

朧が彼に抱きついているのは日常茶飯事だが、なんの心境の変化か、着衣したまま抱きついているのだ。

 

それだけじゃなく、抱きつく前に彼にちゃんとお伺いを立て、嫌じゃないと誘導で言わせてから抱きつくという、ゲリラ全裸ハグよりも逆にドキドキするパターンを行使していた。

さらに、最近幽奈が料理を頑張って彼をおもてなししているからか、朧も彼の好みを聞いて料理に挑戦しようとしていた。

 

 

 

学校で授業を受けている間も、雲雀は今朝のことが頭から離れなかった。

 

お婿争奪戦では狭霧がツンデレ100%の色仕掛けで乗り気だし、幽奈と千紗希は既にライバル関係にあるし、そこに朧が一般人のように恥じらいを持って誘惑し出した今、これと言った武器がない雲雀は危機感に苛まれていた。

 

 

授業そっちのけで、一人の女子ポジションから抜け出す方法を思案した。

出した答えは、二度目の告白だった。

 

前は未遂に終わったから、実質これが初告白だった。

 

もちろん受け入れてもらえるとは思っていなかったが、あえて告白して自分を好いてくれているということを意識させ、引き際はきっぱりと健気な少女を演じ、計画通りとばかりに彼の視線に気づかないフリをして今までと変わらず接していく。

 

やがて自分がしたように今度は彼から屋上に呼び出され、放課後の夕日に包まれながら逆告白を受けてハッピーエンド。

好きと言われたから好きになっちゃったパターンは、なんだかんだイケそうな気がして涎が止まらない雲雀だった。

 

 

 

と言うことで、さっそく放課後屋上に呼び出した。

のはいいが、前回の失敗を忘れて頭上からサプライズ登場しようとしたせいでまた躓き、あり得ないほどできたパンツの隙間に彼の頭を挿入させてしまい、変態仮面スタイルをさせてしまったばかりか、顎であそこを触らせてしまうのだった。

 

 

その時になってようやく前回の失敗を思い出したが、今日は絶対告白するんだと強く決意していたので、この後のチャンスに賭けることにした。

 

今日も今日とて妖怪退治があったので、狭霧、うらら、もちろん助っ人でコガラシを連れて巨大ナメクジを退治しに行くと、雲雀はいつにも増して張り切ってさっさと倒し、この後に時間の余裕を作った。

 

その頑張りが身を結び、二組に別れて周辺調査することになり、彼とペアを組むことになったのだ

 

 

気持ちの良い川べりの遊歩道と暮れなずむ空。

 

なかなか良い雰囲気にさっきの話の続きを伝えようとしたその時、突然制服が消えてお気に入りのボーダー下着姿になってしまった。

それは玄四郎との戦いで溶かされてしまった制服をこゆずの葉札術で作ってもらっていた弊害だったが、それでも雲雀は告白するのを諦めようとはしなかった。

 

 

しかし、神の悪戯か悪魔の罠か、今度は蛇にブラを剥ぎ取られるし、猪にパンツを引っ掛けられて連れ去られそうになってしまい、しっちゃかめっちゃかになる。

 

 

トラブル続きのせいですっかり暗くなり、服はエロタイツ武装で賄ったが狭霧と合流するまで告白するどころではなかった。

 

やはり天の導きか何かかと思った直後、誰にでも優しい彼が狭霧に優しくしているのを見て、また危機感とどうしようもない嫉妬心を煽られた。

 

 

だから近くにあるらしい展望台に彼を誘った。

 

当然狭霧が自分も誘われたものだと思って了承するので、きっぱりお呼びじゃないことを伝えた。

 

 

 

山間の町の人々が作り出す煌きを眺めながら、いよいよ思いを伝えようとしたその時、今度は自分の実力不足のせいでタイツ武装が解除されてしまい、下半身ボーダーのみの恥ずかしい格好をさらしてしまうのだった。

 

そこでさっと上着をかけてくれるのが、コガラシだった。

 

不安定な武装をまたするよりこのままでいいと答え、うららを呼びに行こうとする彼の袖を掴んで引き止める。

 

片手はブカブカな彼の学ランを掴んで震える手を必死で抑え、彼を篭絡するための最初のワンステップだとしても、とてつもない勇気がいる一言を紡ぎ出そうと口を一瞬引き結ぶ。

そして、星降るような夜空の下、やっと気持ちを伝えられたのだった

 

 

102話

見惚れるくらいの夜景と半裸。

今日言うんだと決めた決意通りに言ったものの、いざ告白すると緊張と恥ずかしさは計り知れなかった。

 

とにかく、シミュレーション通りに気持ちを伝えただけで満足した健気な女の子を演じようと思ったが、思わず「彼氏になって自分だけを見て」と口をついて出てしまっていた。

 

 

言った後で自分のミスに気づいたが、もう後の祭り。

 

すると突然の愛の告白で驚いた彼は顔を赤くしながら、嬉しいと言ってくれたではないか。

しかし、断られた

 

彼は真摯に理由を伝えようとするが、雲雀は最後まで聞いていられず浮遊手裏剣を出して逃げるようにそこから飛び出した。

 

 

叶わないと分かっていた。

気持ちを伝えるだけで十分。

 

そう言うのはシミュレーション通りだったが、あそこまで真面目に断られると悲しくてどうしようもなくなり、やはり少しは期待していたことを理解せずにはいられなかった。

 

 

 

翌朝には、雲雀が里に帰ったことがゆらぎ荘の住人に知れ渡っていた。

 

厨房に彼の学ランと共に置いてあった書置きを最初に発見したのは仲居さんだったが、詳しい理由が書かれていないので、戸惑いを隠せず彼と狭霧に何があったのか訊ねるのは当然。

幽奈たちは任務の失敗やとんでもないエロい目に遭わされたのかと心配するが、昨夜の雲雀の雰囲気からそれとなく察している狭霧が適当にごまかした。

 

 

裏山の滝の前で二人きりになった彼と狭霧。

そこで雲雀から告白されて断ったことを打ち明けた彼は、恋愛的な好意なのかはっきりしないまま付き合うのは逆に失礼だと思っていることも明かしたのだった。

 

 

 

里に戻った雲雀は、失恋した悲しみを見せないように笑いながらゆらぎ荘に居づらくなったとオババに報告して、任務として彼を籠絡するのを失敗したことを謝りつつ、任務では息ぴったりに見える狭霧に任せておけば大丈夫だと気丈に振舞う。

 

 

一人でペラペラと喋り続ける雲雀は、せめて忍者としてだけでも狭霧に勝たなければと言いながら、まだまだ未熟な戦闘タイツを見てくれるよう頼み、ドロンと出現させた。

すると、前以上にボロボロで下手くそになっていた

 

霊装結界は精神の影響を受けやすく、前より下手になっているのなら、それは雲雀の心が乱れている証拠だという。

休めと言われた雲雀は、彼のことを一刻も早く忘れようと思った。

 

 

だから、次の日には里の友達と久しぶりに会って遊び、失恋を頭から消すつもりだった。

なのに、寝坊しないなんて珍しいとからかわれると、それも彼と一緒に朝御飯を食べるために早起きの習慣がついた成果だと思い出してしまうのだった。

 

 

甘味処に入り、普通の女子のようにどれにするかで悩む雲雀。

 

その様子に友達二人は、失恋したにしては意外と元気そうで安心したと言い、雲雀は、今思えば狭霧への対抗意識で好きだと思い込んでいただけかも知れないなんて、自分に言い聞かせるように答えた。

しかし、メニューの中にバレンタインの思い出を思い出させるものがあり、どうしても彼とのあれこれが頭から離れてくれなかった。

 

 

その後で買い物していても、ゲーセンで遊んでいても、ついぞ思うのはいつもバイトで忙しそうな彼とはこうして二人で遊べなかったと後悔する気持ち。

そんな忙しい彼が時には勉強を教えてくれ、任務も手伝ってくれるとてつもない優しい人だったんだと改めて気づいた。

 

すると、止め処なく涙が溢れてくるのだった

 

狭霧への対抗意識なんかじゃなく、彼はただただカッコよくて優しいだけの王子様だった

 

 

その時、狭霧が窮地に陥っているとうららから連絡が入った。

 

狭霧への直通転送お札を持っている雲雀に助けを求めたうららによれば、狭霧が戦っているのは鋏型の強力な妖怪で、どんな呪いを持っているかはまだ謎らしく、エリートの狭霧でも追い込まれているらしい。

 

 

説明を聞きながら鞄の中を漁って転送お札を取り出した雲雀。

友達二人や狭霧は傷心中の雲雀に気を使うが、もう忍者としての道を極めると誓った雲雀は、迷いなく自分が助けに行くと答えた。

 

 

狭霧のタイツはボロボロにされてハミ出しまくっていた。

クナイも弾き飛ばされ万事休すになったその時、決意新たな雲雀が間に合い狭霧の前に立ちはだかった。

 

 

何とか間に合ったが、精神が不安定な雲雀は、いつにも増して全身タイツを纏える状態ではなく、攻撃を受けた時の危険性が高かった。

 

そしてうららが敵の呪いを解析した結果、縁切鋏と言われるその妖怪の呪いを受ければ、想い人との縁を切られて二度と会えなくなってしまうのだった。

 

 

103話

想い人との縁を断ち切るという恐ろしい妖怪。

 

仲居さんの能力のように不思議な力が働いて、話すことも見ることも手紙をやり取りすることさえも叶わなくなる、究極の呪いだった。

 

 

まさかの事実に雲雀は一瞬集中を欠き、鋏妖怪の攻撃に対応が遅れてギリギリで防いだ。

 

手裏剣が弾き飛ばされ、衝撃で上空に舞い上がったところを狭霧がフォローして妖怪の追撃を防いでくれようとしたが、疲労している狭霧の攻撃では止めきれない。

 

無防備に宙を舞っている雲雀は妖怪どうこうよりも、コガラシと会えなくなるのがどういうことなのかに思いを巡らせていた。

 

 

 

狭霧に勝つために、努力は怠ってこなかった。

 

休みの日も朝早くに起きてゆらぎ荘の前で修行をしていた。そこにバイトに行く彼が通りかかり、笑顔で応援してくれるのが何よりの励みだった。

 

 

 

そんな日常の思い出が蘇ると同時に、妖怪が雲雀の身体を捕らえた。

 

と思ったが、一瞬早く雲雀は霊装結界を纏って防御に成功していた。ただ、いつもの黒い出来損ないではなく、白地に紫の線をあしらい、全身を覆った完璧な結界だった。

 

 

その一撃を防いだことでもう三割ほど弾け飛ばされてしまっていたが、彼への思いで秘めたる実力を解放させていた今の雲雀は、いつもと一味違っていた。

 

 

数個の巨大手裏剣を操って鋏妖怪に反撃開始。

狭霧も地上からクナイを飛ばして助太刀。

 

彼との縁が断ち切られるかもしれないと思ったことで、一度振られたくらいでは諦められないと悟った雲雀は、狭霧が飛ばしたクナイの柄を回し蹴りで妖怪に刺し込んで亀裂を広げさせた。

 

もう一回致命打を与えられれば退治できそうだったが、雲雀の結界も限界が近そうで、もう一撃食らえば呪いを防ぎきれないかも知れなかった

 

 

しかし雲雀は逃げなかった

 

ここで仕留めなければ他の誰かの縁が切られるかもしれないし、狭霧が彼とイイ感じだろうと縁を切られようと、諦めるつもりはなかった。

 

 

そして、結界がただの布切れになるくらい攻撃を受けながらも、勇敢に鋏妖怪を退治するのだった。

 

 

 

任務が終了すると、これだけボロボロにされた結界を見て、さすがに呪いを受けたんじゃないかと心配になってきた。

 

その直後、うららから連絡を受けたコガラシが到着

狭霧と雲雀がいるこの場に来れたということは、つまり、雲雀に呪いはかかっていないということだった。

 

雲雀は気が抜け、結界を解いて私服にチェンジ。狭霧も半裸状態から私服にチェンジして息を整える。

 

そしてうららが解析したところによると、あの白い霊装結界は本当に完璧な結界だったようで、一切れでも身に纏っていればあらゆる攻撃や術を防ぐ完全防御の代物だった。

 

狭霧でさえその高みに到達しておらず、雲雀は感動で喜びが爆発しそうになったが、急に完璧な結界を作り出せたのは、彼への諦めきれない思いのおかげだろうとの、うららの解析にハッとする。

 

そのまま、告白したときと同じくらいの勇気を振り絞り、正直な気持ちを彼にぶつけた。

 

 

 

振った彼も、あの後考えた気持ちを打ち明けた。

 

後腐れなく突き放した方がいいのか、いや、何がいいかを決めるのは本人が一番いいと思った彼は、雲雀に思うままにしてくれればいいと答えた。

 

 

 

任務を終え、3人一緒にゆらぎ荘に帰宅。

 

そこで雲雀が彼に告白し、振られていたことが発表され、住人たちに驚きを与えたが、振られて落ち込んでいるはずの本人が、まるで恋人のように彼に腕を絡ませてイチャイチャし、また告白していることでさらに驚かせた。

 

 

彼に思いを寄せている女性陣は戸惑いや怒りもあるが、どうして雲雀が恋人のように振舞っているのかが理解できない。

 

雲雀の行動心理はそう難しくなく、ただ開き直って好意を隠さないことにしただけだった。

 

 

おもしろがったり焦ったり応援したり、それぞれの反応を見せる中、既に正妻のつもりでいるかるらが武力行使で引き剥がそうと躍り出た。

 

しかし、完璧な霊装結界を纏えるようになった雲雀は、最早天狗など怖くはないと煽り、神々しいほどの白い装いを見せようとしたが、やはり、あの時だけ奇跡的にできたもののようで、痴女スタイルを披露してしまうのだった。

 

 

感想

ゆらぎ荘の幽奈さん101話102話103話でした。

ラブコメらしく、今までもラブ展開は色々あったと思いますが、101話にしてこれが過去最高のラブ展開じゃないでしょうか。

どっちかというとギャグセクシー要員だった雲雀が、先んじて彼への思いを伝える熱い展開。

雲雀の実力が悟飯並みのポテンシャルを秘めていることが分かり、雲雀告白編完結です。

https://kuroneko0920.com/archives/43739