
ヒメノスピア4巻
ネタバレ感想
ヒメノスピアの漫画最新話と最終回、最終話、最新刊、ネタバレ、感想、あらすじ、エロ画像、結末、無料で読む方法を紹介。
16話~20話収録。
ヒメノスピアを建国した遠藤姫乃。
女性のために作られた国は兵士の巣窟で、安達瑞はクズの母親をまともに変えてしまった姫乃を殺害すべく、楽園都市に踏み込んだ。
しかし姫乃はどこにでもいそうな、垢抜けないただの女子校生。
やがて瑞は姫乃の傍にいられるポジションを得て新たな日常を送り始めた矢先、大国の女王が姫乃に接触しにやって来た。
16話
原口はホワイトボードに公式を書きながら、有識者たちに蜂についての研究結果を説明していた。
雌雄の違いではなく、女王かそれ以外かに分けられて産まれる蜂。
つまり、姫乃以外にも女王がいる可能性が非常に高いと結論づけたところで、原口は自分がほぼ裸の格好をしていることを指摘され、ようやく大勢の男を前にして無防備過ぎる自分に気づき、悲鳴を上げた。

著者名:柳井伸彦 引用元:ヒメノスピア4巻
そして質問に対し、姫乃のように公に存在を公表していないパターンを付け加えた。
瑞が水やりしていると、金髪ツインテでやけに偉そうな外国人女子校生が、姫乃の居場所を訊ねてきた。
瑞は余計な面倒事に巻き込まれないよう、校内の執務室にまだいるかも知れないとさっさと答え、自分の前から追っ払おうとした。
すると彼女は、瑞がすんなり素直に答える態度から、まだ兵士ではないことを見抜くと共に、パーソナルスペースを考えずに顔をグッと近づけた。

著者名:柳井伸彦 引用元:ヒメノスピア4巻
彼女は存在を公にしておきながら周りの人間を支配下に置いていない姫乃の行動を冷笑さえするが、瑞はキスされんばかりの距離にドギマギし、顔を赤らめながら押し返した。
相変わらずの口の悪さでも彼女は意に介さず、今度は腕を掴んでどこかへ連れて行こうとする。
瑞がまたクソ外人の化物呼ばわりしてもまるで気にもせず、まさに堂々と言った感じでフルネームを名乗った。

著者名:柳井伸彦 引用元:ヒメノスピア4巻
そして瑞も訊かれるまま、名前を名乗り返していた。
すぐ傍の校門前まで瑞を引っ張っていったセレナは、すぐ外でたむろしているヒメノスピア反対派をなぜ姫乃が放置しているのか訊ねた。
姫乃の考えなど知ったことではない瑞は適当に、金目当てのクソ集団だから関わり合いを避けているだけだろうと言うと、集団の中の一人の若い女性が否定し、姫乃のことしか興味がなくなった妹を返せと怒鳴った。
それでも瑞は辛辣な言葉をナチュラルに返し、余計姉と集団をヒートアップさせた。
するとセレナは警告もなにもなく、騒いでいる女性の胸に針を刺した。
沈静化させるのに話し合いなど必要なく、ほんの一刺しで十分だというセレナの尻から、姫乃と同じスピアが飛び出していた。

著者名:柳井伸彦 引用元:ヒメノスピア4巻
栗原と呼ばれた女性が刺されたことで、集団は暴力だ何だとまたヒートアップしていく。
しかし刺された当の本人はいきなり服を捲り上げて谷間まで晒し、煽情的に微笑んだかと思うと、いやらしい視線はいつも感じていたと言いながら、目の前の男に自分の胸を触らせた。
そしてこの団体に入るため数人と寝たし、資金を流用している奴もいると暴露し始めた。

著者名:柳井伸彦 引用元:ヒメノスピア4巻
それをきっかけに全体で罵り合いや暴露大会が始まり、誰も彼もが焦り、怒り、暴言を吐き、相手の非で自分の非をもみ消そうと躍起になり始めた。
パワハラ、セクハラに満ちた形だけの集団。
セレナが女性に命じたのは、集団の瓦解だった。
大したことをしなくとも目障りな集団を消滅させることなど簡単だと得意気に話されるが、瑞は姫乃以外に兵士を増やせるセレナの存在に混乱していた。
そんな戸惑いに構わず、セレナは瑞に抱きつきながら、どうとでもできることをあえてしない姫乃には何らかの思惑があるはずだという。
その姫乃は既に、兵士たちと共にセレナに会いに来ていた。

著者名:柳井伸彦 引用元:ヒメノスピア4巻