
ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われない15話
ネタバレ感想
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物資調達班に加わり、思わぬピンチに見舞われながらも仲間たちと信頼を築いた武村。
女医の牧浦にはまだ危険人物だという懸念を少なからず抱かれる。
そして自衛隊の動向を追った武村は、二人の少年少女と出会うことに…
ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われない15話
駐屯地で放置されていた隆司の容体は、手術が必要な状態にまで悪くなっていた。
弟が戻ってきたと聞いた深月もやって来て久しぶりに武村と顔を合わせると、気まずい空気が流れるが、彼女はハッとして弟の手を握った。
しかし、弟の面倒を見ていた少女を紹介されその子の世話も任される際、名前ではなく名字で呼ばれたことに、深月はどうしようもない寂しさと距離を感じるしかなかった。

著者名:増田ちひろ 引用元:ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われない15話
その夜、武村は牧浦の部屋を訪ねた。
ノックをしても返事はなく、入ってみるとかなり使っている睡眠薬らしき錠剤を見つけたその時、音もなく暗がりで佇んでいた部屋の主に声を掛けられ驚かされるが、心身共に疲れ切っている様子なのも無視できなかった。

著者名:増田ちひろ 引用元:ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われない15話
用件は隆司の手術について。
手術が必要だという診断は間違いないはずだが、設備も道具もないこんな場所ではやりたくてもできない、そう正直に答える牧浦は、手術しなければしないで隆司がじきに死んでしまうことも分かっていた。
それでも、いざ腹を割いて対応できない事態になって自分が殺してしまう結果になることを恐れていた。
今まで避難民のリーダーとして振舞ってきた彼女は、まだまだ経験不足な産科医で、できることも受け入れられる容量もオーバーしていたのだ。

著者名:増田ちひろ 引用元:ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われない15話
それでも隆司を救うために行動するしかないのだから、武村は何とか心を奮い立たせ、彼女の父の病院で執刀してもらうことにした。
もしかしたらまだ父が生きているかも知れない希望を抱いて、覚悟を決めた牧浦。
一人でゾンビを排除できる武村の頼もしさの理由が、まさか襲われないからだなんて思いもしないまま、その時を待った。
ゾンビを気にせず手術に集中できる環境が整うと牧浦もグッと気が引き締まり、一人で小さな子供に開腹手術を行わなければならない難易度の高さに、緊張感が増していく。

著者名:増田ちひろ 引用元:ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われない15話
武村にも素人なりに手伝ってもらうことになるので、まず必要な道具を取りに倉庫に行った牧浦は、そこで血まみれの父の白衣を見つけた。
その時、ある部屋の向こうからはっきり呼びかける父の声が聞こえたので、喜びと驚きのまま、閉ざされているドアを開け放ってしまった。
直後、武村に突き飛ばされ父に止めを刺され、慟哭の中に突き落とされる。

著者名:増田ちひろ 引用元:ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われない15話
しかし牧浦父はもうかなり前にゾンビになっており、聞こえていた声も幻聴で、武村に聞こえたのは牧浦の声だけだった。
果たして幻覚幻聴に襲われる状態の女医に、手術など成功させられるのか…
感想
ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われない15話でした。
不憫な兄弟ですし、幼なじみ野郎の嫉妬圧が凄すぎてそのうち闇堕ちしそうですね。