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ガモウの激しい息遣いに桐花の喘ぎ声、それと肉棒と膣が擦れ合ういやらしい音が寝室を満たす。

 

葵は大人しく二人の荒々しい子作りを見つめるが、次第に桐花の目の色は快楽より狂気に満ちていった。

著者名:田中克樹 引用元:マンガボックス

 

 

 

結局その日は葵が犯されることはなく、夜が明けた。

 

しかし、とんでもないものを見せられた葵はほとんど眠れなかった。

 

激しく犯された桐花は逆にスッキリできたようで、清々しい顔を見せ、仕事だと言って葵を連れてどこかに向かう。

 

 

ガモウは今、他の嫁たちと湯浴みを済ませて体を拭いてもらっているところらしい。

 

葵は荒々しく恐ろしいガモウに抱かれたくないと嫌がるが、従うしか生きる術のない桐花は、何を言ってもここでは彼は自分たちの夫なのだと諭した。

著者名:田中克樹 引用元:マンガボックス

 

 

それでも葵が嫌がると、このスラム街のように作られた集落で胡乱に歩いているシマビトたちを指し、あれらはイヤッコだと答えた。

 

 

イヤッコは奴隷にされた漂着者たちで、逃げ出すこともできずに従うだけの腑抜けにされる。

 

逃げ出す者もいるが例外なく殺され、漂着者はまずどの立場になるか吟味される。

 

それは葵も体験し、友達がされるところも見た選別作業だった。

 

 

漂着者は捕まれば、理不尽な選別で残りの人生を決められるのだった。

 

 

生贄には遠からず殺される運命が課せられるというが、イヤッコは文字通り死ぬまでの奴隷生活が待っており、ある意味すぐに殺されるより辛い生活とも言えた。

 

男は果てのない肉体労働、死体処理、漂着者を襲う役目を担わされ、不衛生で医者もいない状況では半年程度でほとんどが死んでいくのだという。

 

そして女のイヤッコは、同じくイヤッコの男たちの性処理が仕事だった。

著者名:田中克樹 引用元:マンガボックス

 

 

もちろん妊娠することもあり、子供ができれば出産まで仕事を休めるが、産めばまた性処理の道具に戻るだけだった。

 

そんな生活を送った女は、30代でも老婆のように衰えてしまうらしい。

 

 

だから桐花は、ガモウの嫁でいられることがどれだけ恵まれているのか諭した。

 

ただ彼女は、ガモウの精力の強さに満足して完全に諦めているからそう言えた。

著者名:田中克樹 引用元:マンガボックス

 

 

完全にこの島で一生を終えるつもりの桐花の態度に、葵は空恐ろしいものを感じたが、イヤッコの末路を聞かされた後で、何か行動を起こす勇気はなかった。

 

今はただ、啓太の無事を祈り、再会できることを願うのが精一杯だった。

著者名:田中克樹 引用元:マンガボックス

 

 

 

桐花の話の通り、選別で振るい落とされた女子高生たちは奴隷街の小屋に放り込まれ、男イヤッコたちの性処理道具にされていた。

 

女の体を味わうことだけが楽しみになっている男たちが行列を作る小屋の中では、手を縛られて拘束された茜と加奈が体液塗れにされていた

著者名:田中克樹 引用元:マンガボックス

 

 

その汚れを洗い落とすのが、今まで性欲の捌け口にされまくってきた、同じイヤッコの女だった。

 

その女も桐花の言う通り、ろくな食事も与えられずに犯され、妊娠・出産を繰り返したせいで皺々の老婆のようになっていた。

 

そんな扱いを受けて来たからか、女子高生が同じ目に遭っていても同情のかけらもなかった。

著者名:田中克樹 引用元:マンガボックス

 

 

二人は老婆に見える女にせめて今すぐ休みたいと願うが、性欲処理の仕事が休めるのは夜の間だけだった。

 

まだ陽は高く、今からまた何時間も犯され続けるのだと考えると、二人は発狂しそうなほど嫌がった。

 

すると老婆は乾燥させた葉っぱを焚いて煙を充満させ始める。

 

それで二人は選別された時と同じく、ハイにされてしまった。

著者名:田中克樹 引用元:マンガボックス

 

 

かつては同じ漂着者だった男たちが、アへ顔を晒している女子高生たちに群がっていく。

 

イヤッコにされた女に、できることなどなかった。

著者名:田中克樹 引用元:マンガボックス

 

 

 

イヤッコに落とされ、肉体労働を強いられていた若林は日がな一日、小屋から漏れ聞こえる女たちの悲鳴とも喘ぎ声ともつかない声で集中を奪われていた。

 

異臭が立ち込める中、指示された作業をえんえんとさせられる合間に、女たちの喘ぎの前に男たちが列をなしている。

若林は女子生徒たちがあそこにいるかも知れない可能性に思い至り、最悪の想像をした。

著者名:田中克樹 引用元:マンガボックス

 

 

そのイメージを頭を振って追い出し、ただの奴隷に成り下がった境遇を自覚した。

 

まず自分が生きなければならず、とても人が食うものではない残飯が入った木箱の中を見やる。

 

そんなものでも食べなければ飢えて死ぬのが早まるだけで、若林は不快感を堪えて口に放り込んでいく。

 

吐きそうになりながら噛み砕いているとまた生徒たちの心配が募るが、誰よりも小早川に会いたくて仕方なかった。

 

悲しさや寂しさが込み上がると怒りに変わり、思わず箱を蹴り飛ばした。

 

すると立ちどころに監視役のシマビトが見咎めてくるのですぐさま無抵抗の態度を見せるが許されず、蹴りをぶち込まれて制裁とされるのだった。

 

 

そうして現実を思い知らされた若林に近づいてくる男がいた。

 

背後から英語で話しかけてくるその男は監視者にバレないよう注意しろと前置きしてから、まだ諦めていないかどうか訊ねてきた。

 

若林が当然だと答えると、まだチャンスはあると続けた。

光明を与えられた若林は驚き、思わず振り返った。

 

そこにいたのは、イヤッコに染まっていない筋骨隆々のイケメン外国人だった。

著者名:田中克樹 引用元:マンガボックス

 

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