PR掲載中

100話

手足を撃たれまくった瀬里とは違い、復讐に駆られている遺族の男は真希のそそる肉体に目をつけ、組み伏せてパンツを剥ぎ取った。

サタノファニ
著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2019年34号

 

 

殺人鬼だろうが関係なく、綺麗なピンク色の膣ひだが現れ、男は余計に怒りがこみ上げた。

 

それは当然、恥辱を与えて自らも気持ち良くなることで晴らすしかなかった。

 

 

くるっと仰向けにされ、足を開かされる真希

 

鉄の臭いの中に真希の悲鳴が響き渡るが、女性の遺族は始まろうとしているレイプに見て見ぬふりを決め込んだ。

 

 

そんな中、瀬里は沸々と発火現象を起こして反撃の機を窺い始めた。

サタノファニ
著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2019年34号

 

 

武本は貸し切りのビルでこれから始まる一晩の楽しい地獄に下卑た笑いを零すが、ただ一人、妙な気配を感じ取った。

 

羽交い絞めにされて重傷を負い、項垂れている瀬里から発せられているどす黒いオーラのようなものだった。

 

 

直後、瀬里は後頭部を後ろの男の顔面に叩きつけた

 

全く予期していなかった男は不意の激痛に顔を押え、瀬里から手を離した。

 

腕を押さえていた左右の男たちも瞬時に反撃されたのだと理解できず、狼狽えているうちに穴がいくつも空いているとは思えない蹴りを食らわされた。

サタノファニ
著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2019年34号

 

 

 

拘束から逃れた瀬里を、咄嗟に誰も撃つことができない。

 

猿ぐつわを外す余裕を持てた瀬里は、涎だらけのそれを目の前の女の顔面にぶつけて怯ませ、危機感なく持っている銃を掴ませたまま引き金だけ引き、見事な腕で数人を一発ずつで仕留め、女の後頭部も撃ち抜いて銃だけ回収した。

 

 

完全に殺人鬼モードになっていた瀬里からフェロモンのように発散される殺意。

 

まさに殺人鬼な雰囲気に一般人の遺族たちは、それだけで悲鳴をあげた。

 

そうなったら最早メデューサの敵ではなかった。

 

好き放題撃ちまくればおもしろいように遺族たちは銃弾を浴び、的確に頭部を破壊されて返り討ちに遭っていく。

 

愉悦の笑みを漏らしていた瀬里は、殺人を楽しんでいた

サタノファニ
著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2019年34号

 

 

しかし、余裕の戦い過ぎて油断し、殺し切れていなかった一人に腹部を撃たれてしまった

 

即座に止めを刺すが、内臓へのダメージは無視できない一撃になり、瀬里は興奮を治めると、真希がいないことに気づいた。

 

 

 

一早く瀬里の異変に気付いた武本は真希を連れ出し、気弱で引っ込み思案なままの殺人鬼に銃口を向けていた。

 

そしてすぐに姉に後を追わせてやると伝え、引き金を引いた。

 

 

小気味いい銃声で吹き飛んだのは武本の頭だった

 

アドレナリンの分泌が治まり激痛が駆け巡る身体で這って来た瀬里は、ギリギリで妹を助けた。

 

 

しかしもう助からないダメージを受けているのを悟り、泣きじゃくったままの真希に一人で逃げろと促した。

 

腹部から溢れ出る血に真希も悟らざるを得ず、瀬里は最後の力を振り絞って手を伸ばした。

サタノファニ
著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2019年34号

 

 

最後まで頼れて優しい姉らしく、安心させるために満面の笑みを見せ、これからの妹の人生が寂しくならないように声をかけた。

 

 

 

それからどれだけ経ったのか、出し抜かれたことに気づいた警備隊がポートビルに踏み込んだ。

 

人手不足のせいもあり後手に回ったことを悔しがる隊長たちはすぐ、数十体はあるであろう射殺された人たちがいる現場を発見した。

 

 

すぐに堂島姉妹の行方を捜し始めた頃、羽黒刑務所に再収監されたメデューサたちは仲良く一つの部屋でベッドに横たわり、痛みに喘いでいた。

 

それでも、きっと今頃、姉妹は空の上を飛んでいるはずだと思い、幸せを願っていた。

サタノファニ
著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2019年34号

 

 

 

程なく警備隊が発見したのは、ソファに優しく寝かされ、微笑みを湛えて事切れている瀬里の遺体だった。

 

 

一方命を救われた真希は、姉の言葉を繰り返しながら暗くて冷たい地下水路を進んでいた。

サタノファニ
著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2019年34号

 

 

感想

サタノファニ98話99話100話でした。

ついに100話に到達しました。

妹思いの姉だけ退場してハッピーエンドにはなりませんでしたが、真希には二人分の幸せを掴んで欲しいものです。

泣けた…

サタノファニを読むならこちら

https://www.kuroneko0920.com/archives/60563