らぎ姉について何となくしか知らない隊員たちは、とても戦えるように見えないJKの登場にざわついた。
生温かい目で見つめ合った二人。

彼は超強い感染者を何体も仕留めたことがある凄腕スナイパーだとらぎ姉を紹介し、海兵隊を仕留めるにはうってつけの人材だと太鼓判を捺した。
姿を隠したらぎ姉が遠距離から狙ってくれれば、海兵隊はどこから飛んでくるか分からない狙撃にも警戒しなければならず、混乱に陥るだろうと伝えた。
それなら人数減少も十分に補えると信じた彼らは、更に士気を上げた。
らぎ姉を伴い、再び現場へ歩き出した一行。
その道すがら、らぎ姉は浮かない表情を隠せない彼を微笑ましく見つめた。

彼が謝るのを遮り、ここまで前線から遠ざけてくれていたこと、そしてもし作戦が失敗すれば狙撃者は残酷な最期を迎えさせられることも覚悟できていることを伝えた。
蓮華がいないことで、精神的ゆとりがないのも確か。
ただらぎ姉は、女性らしく好きな男に守ってもらえるお姫様扱いも悪くないが、彼に頼られるほど実力を備えていることに誇りを持っていた。
だから、一人に決める時は、共に戦った素敵な自分を思い出して欲しいと女性らしくお願いしたのだった。

いじらしい願い。
他の二人では出せない、滲み出る母性と安心感。
心を軽くしてもらえた彼は、殺伐とした空気から解放された。
いざ、きららが待つ道の駅駐車場へ。
秋保決戦、いや隔離地域内での最後の大勝負が始まろうとしていた。

感想
インフェクション154話155話でした。
この取り逃がしがかなり尾を引きそうな予感がします。
関の違和感、ながみんの残り体力、そしてきららはどうなるのか…
https://www.kuroneko0920.com/archives/64247

































