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眉村仁

眉村は目を付けた女に人畜無害そうな笑顔で近づき、最初の出会いは警戒心を解くだけにして、連絡先も訊かずにさらりと別れた。

隣人X
著者名:楠本哲 引用元:隣人X1巻

 

 

その後、何日か置いてから会社の昼休みに偶然を装って再会する形を作り、得意の爽やかな笑顔でとにかく警戒心を解くことに努めた。

 

そんな出会いを何回か繰り返し、一緒に食事することに違和感を無くしつつあったタイミングで、次の引っ越し先が同じ最寄り駅なのを相手に分からせ、吉と出るか凶と出るかの衝撃を与えた。

 

そこで相手が悪しからず思っていることを探り出すと、ありがたく元彼のことで悩んでいることを知ったので、もっとお得意の凶暴性を発揮することにした。

隣人X
著者名:楠本哲 引用元:隣人X1巻

 

 

 

そして後日、何食わぬ顔で隣に引っ越し、今度は近所づきあいと称して家飲みに誘うと、うまく相手が心を許している親友もちゃんと呼んでくれたので、予定通りに一服盛って好き放題できる時間を作った

 

その夜、新しくコレクションに加えたぐっすり眠っている彼女の全裸写真を眺めながら、激しいトレーニングで汗も流した。

隣人X
著者名:楠本哲 引用元:隣人X1巻

 

 

そんな理想の女性を見つけられたことを母親に報告した眉村は、休憩した後に飼っているペットたちにも美味しいステーキを振舞った。

 

もちろん、監禁拘束され十分に痛めつけられている二人は、恐怖で落ち着いて食事することなど不可能で、視力の悪い一人は眼鏡がなく、それも手元を狂わせてしまい、狂人のご機嫌を損ねた制裁を食らわされてしまう。

隣人X
著者名:楠本哲 引用元:隣人X1巻

 

 

 

やがて機を見て真剣な交際を申し込み、計算通りに受け入れられた眉村は着々と善人を演じ、彼女の趣味にも話を合わせ、初々しい付き合いを演出していく。

 

その辺りまでは気分上々だったが、彼女の手の柔らかさ、温もりを横取りされたと思い込める眉村は、何の罪もない小動物を殺し、本当に偶然に会っただけの彼女の学生時代の後輩に嫉妬の炎を燃やした。

 

 

そうして始末した後輩の失踪さえ、自分の株を上げる材料に利用し、彼女の親友の疑いも消さざるを得ないように持ち込んでいく。

 

 

狡猾で鬼畜外道な狂気のサイコパス隣人、眉村仁。

 

そして彼女からの誘いを受け、ここが全てをさらけ出すタイミングだと見計らい、おぞましい欲望を露わにした…

隣人X
著者名:楠本哲 引用元:隣人X1巻

 

 

感想

隣人X1巻でした。
面白度☆9 怖さ度☆9

現実でも十分にいそうなサイコ野郎なので、そこが怖いですね。

さすがにここまで放置されるほど警察が無能とは思いたくありませんが、失踪者なんてとんでもない数がいるらしいので、そこもあり得るかも知れなくてゾクゾクしますし、何よりマッチョなのがエグイです。

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https://www.kuroneko0920.com/archives/78826