145話
地下牢に繋がれてもミミは荒ぶり続けた。
手枷をがしゃがしゃいわせながら、国母に背く反逆者は殺す殺す処刑にゃと負け犬の遠吠えをがなりたてまくる。
見張り番のルーミとピアノにも、従えば命だけは助けてやると特別なお目溢しをチラつかせて寝返らせようとする。

だからピアノは逆に穏やかに、確かにアルスレイヤは反旗を翻した反乱軍であり、ならばあなたは捕えられた正規軍になるので、命の心配をするのが先決だと、後輩にあるまじき蔑んだ目で見下ろした。
もうミミなど恐るるに足りないピアノはモーニングスターをチラつかせ、ウザい口を閉じないなら潰すと脅した。
そうして脅されようと全くビビらないミミは、全てロミーのせいだと憎しみを募らせ、貞子の目玉ドアップみたいに目をひん剥いた。
一方、末代まで祟られそうなほど怨まれているロミーは、彼に跨って凄い声を出しながら上下動しまくり、愛液を噴き出しまくっていた。
それでもイク時はまともに喋ることができ、男らしい騎乗位スタイルで大開脚して絶頂に達した。

もちろん、一発や二発で終わる訳がなかった。
体位に変わり種はないがその回数たるや、この世界の女の子の絶倫レベルは今更語る必要はなく、個性的な欲情の泉の匂いに当てられて彼も萎え知らずになり、何度も中出ししたくなるのはいつものこと。
寝バックでずりゅぶちゅと打ちつけまくり、出すぞと前置きすればそれに応えてロミーも歪な声で返事する。
そしてフィニッシュは腕を掴んで引っ張り上げ、突き上げるように注ぎ込むのだった。

翌朝、体液塗れでぐったり熟睡している二人を最初に発見したのはピアノだった。
朝チュンしている二人の惨状に頬を染めながらロミーをチョップで叩き起こすと、ミミの監視の交代だと告げ、彼にはユーマが呼んでいると伝える。
そして彼は身支度の前にミミの体液の匂いは機械油みたいで工場を彷彿とさせると教え、デリカシーの無さを発揮するのだった。
身支度を整えたロミーは一人で残っているルーミと交代。
ここで恨み晴らさでおくべきか状態のミミはさっそく、しおらしい演技でロミーの油断を誘う作戦を開始した。

仁科を連れてグランドスールとの話し合いに赴いた彼は、記憶を失っているこの子が嫉妬深い神なこと、崩月の呪いを解く方法が分からないこと、首を落としても死なないことを明かした。
目下、この街にいる魔女に記憶を取り戻してもらう予定だったが、生きた人間の脳の提供を求められて困っている最中だと説明した。
するとトリスが事も無げに、生かすより殺しておいた方がいいミミの脳を提供すれば万事解決だと、凄く合理的な答えを出してくれた。

合理性優先でドライなトリスの提案で魔女への生贄が決まった頃、体術は桁違いでもやはりアホだったらしいロミーは、あっさりミミに復讐されていたのだった。
感想
パラレルパラダイス143話144話145話でした。
蹴り飛ばされたことにどんな効果があったのか、心停止していた彼に何が起こったのか、異世界に誘った女性は国母でないのならどこぞの魔女か。
https://www.kuroneko0920.com/archives/76077











































