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212話

紗月のスピーチのおかげで、自衛隊と精鋭部隊は一気に打ち解け始めた。

 

その輪にも碇は入って言って重要なポジションであると振舞うが、彼らは構わずそれぞれに友好関係を結んでいこうとした。

 

すると紗月の活躍を撮ってきたカメラマンも現れていいスピーチだったというが、大スクープを世に届けた彼は不本意ながらも出世してしまい、今回の遠征は立場的に同行で着なくなったことを打ち明け、悔しさに泣いた。

インフェクション
著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

 

すると山田がカメラマンを出発前の最後の撮影に連れ出し、少し離れたところでワンショット撮影を始めた。

 

 

その様子を眺めながら紗月は、山田こそ誰よりも働いて多くの人を助けているのを感じるが、他人に興味がないタイプなのに違和感を抱いた。

 

関曰く、山田は生き残った責任を背負いこんで果たそうとしているのだろうという。

インフェクション
著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

 

そして山田は最後の情報だと前置いて、今まさに保菌者騒動で苦しんでいる人々に向けてメッセージを残し始めた。

 

身近にいた人が蛆虫だらけの保菌者に変わり、巨大な新型に変わって恐怖と諦めを抱き、感染者の驚異的な身体能力に慄いた。

 

それらから生き抜けたのも仲間と共に戦ったからだろうが、変異体はその仲間が突然変わってしまう残酷なパターン。

 

だからこそ誰かが変異体になる心構えは常にし、その時は即座に殺してやることが仲間への何よりの優しさだと強くを念を押した。

 

仲間が仲間を虐殺しないで済むよう、変異体はすぐに殺すべしと胸に刻みつけておけと、しつこいほどに念を押し、それを最後の情報とした。

インフェクション
著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

 

それは明石がそうなった時に心構えできていなかった、自分への戒めでもあった。

 

 

 

紗月、山田、関は一台のオープンカーに乗り、トラックの後について宮城を目指した。

 

沿道には見送りの人たちが手を振ってくれ、それに応えるのはここまでくると見苦しい碇だけ。

インフェクション
著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

 

ルートは米軍利用路と秋保を避け、国道を通って堂々と。

 

 

いよいよ電波が切れて隔離地域内に入ったことが荷台の男たちにも伝わるが、緊張感はまだそこまでなかった。

 

話題は隔離地域内の死体が、一カ月も経っているのに腐っていないこと。

 

そんな意味の分からない科学が蔓延っているのに、どこか選ばれし者な感覚に浸っていたその時、全車停止せよと指示がかかった。

 

 

先頭の戦車が捉えたのは、明らかな敵意を持って待ち構えているのは晴輝に殺されかけ、エリックと出会った猿もどきだった。

インフェクション
著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

 

感想

インフェクション210話211話212話でした。

今回はインフェクションファンの中から選ばれし5人が、キャラクターとして登場しているらしいので、本人たちは垂涎ものの一話になったことでしょう。

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https://www.kuroneko0920.com/archives/78082