174話
真希を組み伏せた洋子は、羽黒に戻って来いと説得した。
瀬里の死の責任を送り出してしまった側として受け止め、それでも同じ人殺しとして運命を受け入れろと諭した。
しかしそんなおためごかしで真希は納得せず、姉と約束した幸せを手に入れるんだと譲らず、強い洗脳状態だからだけでない意思を感じさせた。

その時、ドアをノックする音が響き、新堂が真希を連れにやって来た。
洋子と楊はドアの両側で待ち構え、入ってきたところを仕留めようと身構えた。
そしてドアが開いて見えたのは、綺麗につんと上向いた乳首の美乳で、乳房だけ部屋の中に入ってきた意味が分からず、二人は完璧に油断した。

直後、新堂は自ら乳房を押し出すように揉み解し、母乳を噴射すると、それが霧状に霧散したかと思うと二人はすぐ立ち眩みでよろめき、立つこともままならなくなった。
いとも容易く二人を戦闘不能に陥らせた新堂は悠々と全身を現し、恥ずかしげもなく両乳を丸出しにしながら、毒母乳を食らってもまだ意識を保っているメデューサに感心した。
新堂は体内に毒を蓄積した、チル水銀が濃縮された魚介類みたいな毒人間で、日々、指先を毒砂に突っ込んで少しずつ体内に取り込み、毒の耐性を得ながら全身毒だらけにしたという。

信じがたい妄想に聞こえるが、実際にそうだと信じている新堂によれば、毒持ちの生物には、最初から毒を持って攻撃に使うタイプと、後天的に毒を摂取して体内に濃縮する防御タイプがいるらしい。
だから自分も毒を取り込んで全身毒人間になったって不思議じゃないと論法をくみ上げ、もう一発、毒母乳を洋子にぶっかけた。
まさかのド変態AVみたいな攻撃を繰り出すとは思わなかった楊は、普段のキャラと違いすぎることにドン引きした。
新堂玲衣は毒が大好きでティーカップの毒殺魔と呼ばれた、グレアム・ヤングを宿していた。

子供の頃から毒に興味を持ってボールは友達みたいな感覚だったグレアム少年は、忌々しい継母を毒殺したのを皮切りに、持ち前の知識で毒を精製したり、オタクらしい一面を垣間見せたり。
多くの殺人鬼の例に漏れず、自身を特別な人間と思い込んでいる節があった。
作戦参謀に名乗り出た小夜子は気づいたこととして、教祖は二人以上を同時に透視することは不可能なはずだと進言した。
戦闘中、隣にいたカレンのオナニーになかなか気づかなかったのは、目の前の相手の透視で精一杯だったからだろうと推察。
それなら同時に仕掛けるのは最低二人と決め、マップを確認しながら詳細な作戦を考えることにしたところで、斯波は急に腹痛を訴え、若本に介抱を頼んで寝室に入った。
そこで痛がるフリをやめると、一瞬で虜になる麻薬みたいに気持ちいい法悦を食らい、後輩女子を殺しかけたと打ち明けた斯波は、だから小夜子も裏切る可能性が高く、隊長救出を一人でやった方がいいと忠告した。

若本に恩を感じているからこその秘密の提案だが、仕事にプライドがある若本は指示通りにメデューサのサポートに徹してカレンを救出すると断言した。
それは尊敬する隊長ならそうするだろうと考えたからだが、真希たちに連れて行かれて生贄にされそうになっているその隊長は、拒否の意を示すためか、豪快な脱糞で手間をかけさせていた。


































