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最低の選択

勝利と犠牲の余韻にゆっくり浸る間もなく、上空から下りてくる巨大な宇宙船。

 

その規模はまるで、インデペンデンスデイの侵略船のような巨大レベル。

 

それこそ未来の地球を地獄にしたというAIが作り出した船で、報道ヘリや車も構わずパピコたちを吸い上げたのだった。

ギガントGIGANT
著者名:奥浩哉 引用元:GIGANT9巻

 

 

そしてまた大気圏を飛び出し、地球が綺麗に見えるところまで宇宙に戻っていった。

 

 

 

あれだけ人類に危機をもたらしたのにあっさり吸い上げるだけで済ませたAIの正体は、ソクラテスとプラトンになり切っている二体の髭親父。

 

普通に日本語を操り、パリピ若者みたいなノリで全裸で凄いおっぱ〇を放り出しているパピコにキャッキャしている。

ギガントGIGANT
著者名:奥浩哉 引用元:GIGANT9巻

 

 

人間のなり切り様は半端なく、AIと言われたら差別だと言い返してムッとするほど、独自の価値観を構築している。

 

その奇妙さより先に、なぜ人類に害を為すのか訊ねると、人間の中でもパピコだけは良く分からないと言い出した。

 

人間の本質は利己的で自己中心なのに、パピコだけはなぜ利他的な面が多いのか。

 

 

その疑問に答えたのは少佐で、人間は利己的利他的両方併せ持つのが普通で、パピコもその通りだと乗っかり、人間の研究が浅いのだと指摘してやった。

ギガントGIGANT
著者名:奥浩哉 引用元:GIGANT9巻

 

 

ただ、世界を滅亡させようとしたのが多くの人間の意思なのもまた事実。

 

 

人間気取りのAI二体は軽いノリのままだが、二人が切実にもう殺戮は止めてくれと願うと、聞き入れる懐の深さを見せたのだが、代わりの条件が見た目通りのおっさんらしくてゲスく、キモかった。

 

おっ〇い触らせてくれ。

 

エロ漫画のゲスキャラみたいな要求をしたAIは、また見た目通りに男尊女卑がエグイ古臭いタイプの考えを有しており、女は男より劣っているのだから世界を救うためにおっぱ〇くらい差し出して当然、むしろセック〇もさせろという。

 

もちろん最低な要求を3人は拒み、呆れ、これが童貞かと蔑んだ。

ギガントGIGANT
著者名:奥浩哉 引用元:GIGANT9巻

 

 

 

そんな低レベルな駆け引きが超ハイテク船の中で行われているなど知らない地球では、固唾を飲んで見守る空気になっていたのだが、いち早くアメリカが核ミサイルという禁忌で行動を起こしたのだった。

 

アメリカは吸い上げられたのが日本人ばかりなのをいいことに、また何かされる前に核ミサイルで先制攻撃を仕掛けたのだった。

 

そして邪神たちを生み出せるテクノロジーがありながら、AI船は簡単に核ミサイルの直撃を受けた。

 

 

 

下らない言い争いをしている間に放射能を帯びた爆風が船内を駆け巡り、あっという間に彼女たちのいるエリアまで到達した。

ギガントGIGANT
著者名:奥浩哉 引用元:GIGANT9巻

 

 

イキりまくるAIおっさん二体は何もできずに爆風を受けて一瞬でブクブクに焼け爛れ、パピコたちも眩い光に包まれた…

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