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244話

自信満々で勝てると言い切った紗月はまず、勝つとは何か?と、その定義について説明を始めた。

 

それは目的を達成することであり、目的は犯人を殺すことじゃなく、生き残り平和を取り戻しあわよくば死者を蘇らせることであり、それは殺し合いで達成できるものじゃない。

 

そもそも科学力に天と地の差がある状態で勝てるとは思えず、ならば言葉で説き伏せるのが一番。

 

それでも神城が異を唱えると、紗月もすかさず天宮渚はあくまで我が子を特別扱いする母親に過ぎず、話し合いさえできれば自分の敵ではないのだとまた言い切った。

インフェクション
著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

 

圧倒的な説得力を感じた晴輝は、庇護しなければと思っていた紗月がいつの間にか頼れる存在になったことを思い知り、その成長に目を細めた。

 

 

そこで関がどうやって犯人に接触するのか疑問を呈すると、晴輝がここに来る道中で見た情報エネルギーの塊について話した。

 

自分たち兄妹と紗月しか見れない情報エネルギーが路駐みたいにあったことから、明らかに犯人からのメッセージなりヒントに違いなかった。

 

そのリンク先を自分の元へと繋げているとしても、同じ母親として、麗は成長した子供たちに会いたいと思う気持ちは理解できるという。

インフェクション
著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

 

しかし稀代の大量殺人鬼の一面でしか見れない神城は、犯人の思惑に乗って接触するなんて我慢ならず、交渉で解決なんて受け入れられないと憤りを露わにしまくった。

 

すると晴輝が、例えそうだとしても勝つための方法だと諭すが、神城は母親を庇いたいだけだろと煽った。

インフェクション
著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

 

もう熱くなって仕方ない神城は、数え切れないほど与えられた屈辱を晴らすためには殺すことが最低限の必要事項だとがなり立て、モブたちの憎しみも煽った。

 

しかしそれでも晴輝は冷静に、この防火服に誓って遺志を継いでまだ生きている以上、まだ負けてないんだと言い返した。

インフェクション
著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

 

勝ちたいなら復讐に固執せずに平和を取り戻す最適解を選べるはずだと指摘された神城はようやく、遺志を継いでるのは同じだと共感し、犠牲になった仲間たちのためにも言葉での解決に賛成した。

 

殴り合いでも始まりそうな雰囲気から一転、瞬時に温かい空気になってついていけないモブは、自分たちの憎しみも意見も煽られるだけ煽られて蔑ろにされた気がしてモヤモヤが残った。

 

それを素早く感じ取った紗月は、過程がどうにせよ天宮渚は殺すと囁いてあげた。

インフェクション
著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

 

ともあれ犯人の目的が人類滅亡後に復活させた進化人類で新世界を創ることだと仮定したところで、晴輝が見た情報エネルギーを目指すことにした。

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