後編
まだ子供の陸の不安や悲しみも理解できる桜はまず、告白してくれたお礼を伝えるも、あくまで姉として可愛い弟と思っていることも伝えた。
だから家族として元気に健やかに生きていって欲しいから、ちゃんとコールドスリープしてもらうために、桜は眠る前にプレゼントをあげることにした。
そして意味も分からず目を瞑った彼は、薄目を開けた瞬間に桜の柔らかい唇の感触と0距離の顔に気づき、続けてのハグに体温が急上昇した。

こんなことされたら我がままで拒否するなんてできず、起床後には姉が恋人になってくれるかも、なんて淡い期待を抱きながら、長く深い眠りについたのだった。
久しぶりに姉に会った後、新居のリビングで寝入ってそんな過去の夢を見た彼は、コールドスリープに入ったところで目を覚ました。
床ではハウスメイトたちが雑魚寝していて、隣の牡丹が彼の起きた気配で目を覚ました。
すぐに桜について切り出した牡丹は、喧嘩したのかと訊ねるが、そこを突っ込まれると不機嫌ぽそうな感じなので、血の繋がらない姉が好きだったのか?と探りを入れた。
そこは否定せずに今は恋焦がれている訳じゃないというので、牡丹は姉代わりポジションとして持ち前の包容力を発揮することにした。

なんだか温かいオーラさえ出ていそうな、圧倒的包容力。
彼は警戒心を解いた動物のように自然と吸い込まれ、子犬のような潤んだ上目遣いをすればおでこキスなんて朝飯前。

ありがたくギュッと抱きついた彼は、今はもうエロ可愛いお姉ちゃんが5人もいると思うと心が満たされ、遠慮なく甘えさせてもらおうと思った。
そんな二人のイチャツキを、まだ起きていた百合愛が静かに窺っていた。

翌朝、牡丹が買い物に出たのを追いかけた百合愛は、彼がまだ無理して元気に振舞っているように見えることを相談しつつ、先日の提案を朝っぱらから掘り返した。
それはつまり3Pのこと。
人は一日動いた夜よりも、一晩寝て体力が回復した朝の方がセック〇に最適なのは明白、朝勃起もするのだから、百合愛もようやく愛と性欲がリンクして彼へのご奉仕精神を爆発させるのだった。



































