46話
手を血で染めたアルクは着々と周辺の吸収に成功していった。
叔父を討ってナーガラのトップに立ち、裏切りのボーアを捕らえてエンシュウを平定し、亀貴族のガースルは同盟を結び、イスティシアは忌々しいジジイを始末してガビアルも行方不明なので降伏に追い込んだ。
ティアの控えめな拍手と称賛は無視しつつ、アルクはガースル同盟に尽力してくれたティアを褒めるも、対イスティシアが万全かと訊かれると答えは否だった。

確かにマハトブラッドを飲ませはしたが不意打ちキスでの極微量で、発情して求めてくるようなことはなく、あくまで殺意が少し萎えた程度。
雪国のキャシアみたく、屈強な女はマハトへの抵抗力も高いのかも知れない。
とにかくまだまだ突き進むつもりのアルクは、南方戦線に派遣したセリーヌとジョアンナが武功を立てて聖教会にアピールし、法王のお墨付きを持って四領統合式典をぶち上げる予定だった。
そんな内密な話をティアは当然として、持ちつ持たれつのラティにも明かすと、ダークエルフはいつものようにブラックホールゲートで消えていった。
だからティアも言うべきことは言わないといけないので、いくら深い関係とは言えダークエルフがちょろちょろしていては、特に聖教会が警戒する可能性が高いと忠告しておいた。

この後、アルクは地下牢を訪ねた。
そこに幽閉しているのは裏切り者で最低最悪な性癖の持ち主のボーアだが、まだいつもの調子で元気な様子。
それが証拠にアルクが近づいた瞬間、マットの下に隠していたナイフを顔面にぶん投げたが、さすがに彼も食らいはしなかった。

アルクも特に怒りもせずに元気そうで結構みたく返すと、ボーアがカイメイアを気にするので、イスティシアは降伏したの恩赦を与えたと教えてやると、毒婦は扱いの違いに不満を漏らした。
それにちょっとイラついたのか、彼はまさかの裏切りにはまだ怒りが残っていることを知らしめるため、エンシュウ領とお腹の子は召し上げだと突きつけた。

本来なら即刻処刑でもおかしくなかったと言われて凹んだ雰囲気を醸し出すものの、邪魔者は排除して成り上がっていくような奴こそ好みな蛇女は、むしろ興奮するほどまだ愛しているしヤルのを諦めた訳でもなかった。
だから呪いのように、自分の憎しみは我が子が受け継ぎ、親殺しという悲惨な最期を予見してやった。

そんな脅しなど今更な彼も、カッコよく言い返してやった。
凄い着床率で孕ませたボーアの次は、もうすぐ生まれそうなほどお腹が大きくなったウェンヌの元へ。
普通に結婚したいほど可愛いウェンヌの笑顔に迎えられてギュッと抱き合い、お腹をさすれば、彼女の母としての自覚が疼き出す。

もちろん楽しみだと返されるとウェンヌの喜びは一塩、また抱き合って愛してると言い合うが、男の方に感情などこもっていなかった。
なぜかって女を骨抜きにして強力な駒にすることで富国強兵に繋げられる彼は、続いて待ちわびているティアに会うスケジュールだからだ。
ガースル家との同盟に尽力したティアへのご褒美はシンプル、愛している彼との気持ちイイ一発。

エロ下着で準備万端、期待して待っていたその様子だけでそそり立てそうなほどのエロさでも、メスになった幼なじみでも、彼は淡々と眼鏡を外してベロチューをかました。
舌を絡めて乳首を吸って吸われて、ティアが悶え喘いでも彼の仕事感覚は抜け切らない。

女を手駒として扱う人の道を外れると決めた時から、彼はあえてか無意識か、心の中ではドゲスな自分でいようと言い聞かせているようだった。
感想
終末のハーレムファンタジア45話46話でした。
アルク勢とレッタ勢はまだ邂逅もしなさそうですが、ジョアンナとグローリアの絡みが楽しみです。
「終末のハーレムファンタジア」47話48話ネタバレ最新話修正前49話。無双する将軍たち!魔法処女は勝てるのか



































