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駝鳥妻

豪邸に住む日和子がいきなり5人もの見知らぬ子供を誘拐してきたと言い、執事的立場の籠井は驚かされた。

 

長女のねおんは野暮ったい髪がうっとうしい14歳。

長男のじゅのんはいつ大怪我をしてもおかしくないくらいのわんぱく10歳。

次女のれもんはほっといたらいつまでも喋り続けそうなかまってちゃんの7歳。

三女のころんは口が悪すぎる5歳。

次男のまのんはまだ1歳だが、日和子は抱っこするのもすぐに疲れて愚痴を零した。

著者名:黒澤R 引用元:金魚妻5巻

 

 

そんな子供たちに合わせて的確な待遇をすぐに決めていった籠井。

 

誘拐とは言ったが、日和子は子供たちの母親が妊娠中で入院したから、一時的に我が家に連れて来たという。

 

 

昨夜、夫とレストランでディナーを楽しんでいるところに、子供たちの母親が突然現れ、クリニックの院長をしている日和子の夫と過ごした一夜で妊娠したと捲し立てたのだ。

著者名:黒澤R 引用元:金魚妻5巻

 

 

彼女はかつてその病院で受付をしていた女性だった。

 

そしてその場で体調を崩し、夫が付き添って病院に向かった後、日和子は彼女の保険証から住所を確かめて向かい、5人も子供がいるのを見て、一応親切心で世話をするために連れ帰った。

 

 

ほんのささいなことでも籠井が厳粛に対応しているうち、野暮ったい髪を整えられた長女のねおんは見違えるほど美少女になった。

 

日和子は着せ替え人形を手に入れた気分でテンションを上げるが、ねおんの美しさは母親からよく思われていないようだった。

著者名:黒澤R 引用元:金魚妻5巻

 

 

母親は娘に嫉妬でもしているのか、息子のじゅのんだけ特別に可愛がっていたようだった。

 

そんな話を聞かされた日和子は、本気で子供たちを引き取ろうと思った。

 

 

そうと決めたらすぐに病室に行ってブランドバッグや貴金属を手切れ金代わりに渡し、子供を譲って欲しいと持ち掛けた。

 

当然母親は認めなかったが、院長とお腹の子供に血縁関係がないことを突きつけると、5000万相当の品に揺れ動いて返事を保留した。

著者名:黒澤R 引用元:金魚妻5巻

 

 

 

日和子と籠井の付き合いは彼女が18歳の頃からで、当時から彼は彼女が欲しているものをどこからか探し当て続けてきた。

 

その中の一つに、院長の夫も含まれていた。

 

 

そして無事退院した母親は本当のお腹の子供の父親に会い、相手がどうしようもないクズだと理解してしまった。

著者名:黒澤R 引用元:金魚妻5巻

 

 

 

ちょっとしたトラブルに巻き込まれた日和子たちは、病院の帰りがてらデートをしてホテルに入った。

 

夫は自分よりも深い関係である籠井に嫉妬しながら、日和子は本当の女にしてくれた夫にくぱっと股を開いて彼の作品を見せながら、女の快楽を貪った。

著者名:黒澤R 引用元:金魚妻5巻

 

 

その後、なんだかんだ一番子供たちを歓迎した夫は、なぜ駝鳥が空を飛べないのか、いや空を飛ぶ必要がない代わりに失ったものを教えてあげた。

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