
金魚妻5巻
ネタバレ感想
金魚妻の漫画最新話と最終回まで、最新刊ネタバレと感想、あらすじ、エロ画像、結末、漫画を無料で読める方法を紹介。
夫の暴力から逃げ、助けてくれた金魚屋の店主と再婚したさくら。
義娘とも打ち解け、赤ちゃんもできて幸せな人生を再スタートさせ始めた。
それは、暴力でさくらを支配しようとした元夫も同じだった。
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改装妻
箱崎ゆり葉43歳は、家のリフォームをしてくれている大工たちの行動をある程度観察し、10時と15時の短い休憩用に、お茶とつまめるお菓子を用意していた。
その中でも、特に飴が人気だと分かった。
大工たちは作業中も口が寂しくならないよう、舐めながら手を動かしているからだろうと思った。

飲み物もジャグやポットに入れ、菓子盆にはゴミや埃がかからないよう蓋付のものを。
抜かりなく準備できたと思えば、職人たちに見つからないよう、家のどこかで隠れるように過ごす。
夕方の作業の終わり頃になって、飲み物やお菓子の減り具合を確認しに行き、それで今日もしっかり仕事してくれたのだろうと想像し、密かに楽しんでいた。

しかし、義母の両子に見つかれば、何かと苛立つ言葉をぶつけられた。
見覚えのないジャグを使っているのに目敏く気づき、まず購入したものかどうかを確かめてくる。
レンタルだと言えば態度を翻し、上機嫌になるものの、新しいキッチンのデザインに合わないから心配したなどと、ゆり葉のセンスをけなすつもりだったのを、悪びれも無く打ち明ける性根が腐った女だった。
ゆり葉の夫の妹で、つまり義妹曰く、両子は人をイラつかせる天才らしい。
義母との同居が決まったのは、舅の葬儀当日だった。
ただ、自分たち夫婦が引き取ると決められた話し合いが行われていたことさえ知らされず、一息ついたところで事後報告されただけだった。
相談して欲しかったと、当然の願いを言えば、夫でさえまるでゆり葉の方が悪いかのように詰ったのだった。

その時のことを思い出した直後、若い大工がポケットから飴を一つ落とした。
それを拾い、何食わぬ顔で食べておいしいという若い大工。
何気なく、左眉辺りにアザがあるのを指摘すると、彼はサッと手で隠して後ろを向いてしまった。
それでゆり葉は自分と同じだと思い、化粧を拭って自分も同じようなアザがあるのを明るく打ち明けた。

ゆり葉のアザは生まれつきで、異所性蒙古班というものが背中にも広がっていた。
そこまで打ち明けたにも関わらず、彼は顔のアザはただ角材にぶつけただけだった。
明日、彼が他の大工にバラして話のネタにするかも知れない。
そう思うといい気分はしなかったが、滞りなくリフォームが済むならそれでいいし、ゆり葉は、人は外見を整えないと内面は整えられないものだと思っていた。

その後、お互いに家庭や家族に不満を募らせていた二人は偶然出会い、流されるままホテルに雪崩れ込んだ。
生まれつきの痣と、角材でぶつけただけの痣。
選択できずに持ち続けなければならないものと、好きで刻み込んだタトゥー。
二人の身体にある余計なものは全く違っていた…




































