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22話

大爆発を目撃した睦美たちは急いで救命艇に向かうが、睦美は風もないのに木々がざわついたのに気づき、嫌な予感がした。

 

救命艇まで無事に辿り着いて、甲斐たちと再会を喜び合えたのも束の間、美鈴たちの姿がないことを指摘すると、彼らは沈鬱な表情で押し黙り、新たな犠牲になったことを伝えた。

著者名:藤見泰高 引用元:マンガクロス

 

 

ともかく、木々のざわつきでこの島のボスが登場する予感がしていた睦美が早く逃げようと促した直後、大ムカデの一体が洞窟から飛び出し、港に迫って来た。

 

しかし、どうも様子がおかしいので睦美が双眼鏡で確認してみると、大ムカデは多数のオサムシに食いつかれていた。

 

おやっさんに指示された甲斐が撃とうとするのを止めさせた睦美は、俊足で夜行性のオサムシに見つかれば逃げ切れないと叫んだ。

著者名:藤見泰高 引用元:マンガクロス

 

 

銃を撃って存在を気づかれるまでもなく、大ムカデを食い散らかして倒したオサムシの群れは地面に着地するなりまっしぐらに港に走り、食い散らかされた犠牲者たちの肉片に食らいつき始めた。

 

数匹のオサムシが救命艇めがけて突っ走ってくる中、最後まで陸に残った甲斐が全力で岸を蹴り、スタートの勢いをつけることでギリギリオサムシのジャンプから逃れることに成功した。

 

こうして飛行機墜落からここまで多数の犠牲を出しながら、ようやく巨蟲の島から脱出できたのだった

著者名:藤見泰高 引用元:マンガクロス

 

 

 

船底にもうフジツボが付着していることに睦美が疑問を抱いた後、美鈴に何があったのか教えてもらいつつ、最寄りの島までおよそ10時間の船旅が始まった。

 

 

レトルトでも久しぶりの温かい食事に舌鼓を打ちながら、他愛ない会話で帰ったら何が食べたいか語り合う。

著者名:藤見泰高 引用元:マンガクロス

 

 

そんな中、青山は親愛なる先生を失った悲しみをぶり返して泣き叫ぶが、美鈴が命を懸けて助けてくれたことに感謝しろと言われると、さすがに自分勝手に泣き叫ぶのをスッと止めた。

 

ともかく、色々あったがこの島で犠牲になった人たちに感謝しようという気持ちを共有し、何よりも睦美の知識のおかげで生き残れたと皆が思っていた。

 

睦美は役に立った自分の知識を活かし、帰ったらその島の現状を専門家に伝えるつもりだった。

それを補足できるかどうか分からないが、甲斐はあの施設からSDカードを持ち出していた。

 

 

やがて夜が明けた頃、最も近く人口が多い辰野神島に無事辿り着いた。

 

 

 

一旦フェリーの待合所に入ると、おやっさんは一人で交番に向かった。

 

そして一瞬、外が暗くなったかと思うと何かが空から落ちてきた。

 

血を撒き散らして落ちてきたのは、おやっさんの下半身だった。

著者名:藤見泰高 引用元:マンガクロス

 

 

戸を少し開けて外を確認した睦美が見たものはヤンマだった。

 

 

何億年もの間、ほぼ姿を変えなかったトンボの中でも最大最速を誇る空の王者。

 

オオスズメバチも恐れるヤンマに、おやっさんの上半身が食われていた。

著者名:藤見泰高 引用元:マンガクロス

 

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