81話
怜人たちは世界を救うためにそれぞれ各地へ飛んだ。
アナ姫はヨーロッパ各国、マリアはカナダへ、ビンビンは大陸へ、シン博士はインドへと。
彼の希望的観測では各地にワクチンを配って男たちが回復していけばロスアニアへの誤解も解け、黒幕がUWだと理解してくれるはずだった。
しかし、アナ姫はロスアニアへのミサイル攻撃の情報をキャッチし、一刻の猶予もないことを示した。

ワクチン開発成功の情報が漏れたのなら、スパイがいる証拠に他ならない。
しかし今はスパイ探しなどしている暇はなく、急ぐしかなかった。
彼がそう話を締めたのにビンビンだけは通信を切らず、スパイはもしかしたら自分の祖母かも知れないと密告しようとしたが、やはり身内は売れなかった。

緊迫感ばかりが募る機内、彼は火野の子供ももうすぐ生まれるこの数日で世界の命運が決まると思い、改めて身を引き締めた。
それはそれとして、日本に帰ったら美来と絵理沙を会わせられると思い、あらかじめ絵理沙に伝えた。
美来と誰よりも近い存在の絵理沙は話題を振られたことで覚悟を決め、先に秘密にしていた事実を打ち明けることにした。

一方、翔太が自分の部屋で支配者としての知識を得るために本を読んでいると、カレンがひょっこり訪ねてきた。
ただ一人ではなく、ぞろぞろと集団を連れてきた。
カレンが連れてきたのは、エロメイド服に身を包んだお気に入りガールズだった。

もちろんこの衣装はカレンの知略による彼に満足してもらうための演出で、彼女たちも満更ではない様子。
そしてカレンの合図で、既に胸の形も露わなメイン布を脱ぎ、カチューシャとショーツとガーターベルトだけ残した全裸よりもエロい姿を披露した。



































