魔法陣の中にいるだけで膨大な魔力がコントロールできる感覚を掴めたフェラリスは、すぐに呪文を唱えてウンディーネを召喚した。
すると今までの苦労が嘘だったように、ウンディーネは簡単に出現してくれた。
最高のスタイルの女性の姿をしているウンディーネはサラマンダーを飲み込めそうなほど大きく、フェラリスは苦戦しているセリーヌに丁寧にどけと声をかけた。
セリーヌを追い越したウンディーネの躍動感は、まさに水で形成されている質感。

しかしサラマンダーも闇雲に暴れ回っているわけではなく、明らかにヤバそうなウンディーネが突進してきたのを見ると形態を変え、身体を守るように鱗を盛り上げて盾を作り、周囲に炎を立ち昇らせた。
熱さと硬さのダブルシールド。
するとウンディーネはバカ正直に正面突破しようとはせず後ろに回り込むと、地面の水分も集めて大海のように増幅させ、天流の糸でサラマンダーを天高く舞い上げた。

高温から急速冷却されたサラマンダーは相当なダメージを受けたようでついに鳴き叫び、地面に叩きつけられた。
召喚魔法と強力な一発で疲れ果てたフェラリスは倒れてしまうが、肩を抱いて支えてくれたアルクに、そのナイフはエルフたちの魔力が付与されているので、サラマンダーの視力を奪えばいいと伝えた。
よっしゃ任せておけと思ったアルクはセリーヌに声をかけ、二人一斉に斬りかかった。

するとウンディーネの一発で硬さが損なわれていたので、剣でも鱗を斬ってダメージを与えることができた。
アルクでも時間が稼げると分かると、セリーヌは奥義で止めを刺すために集中して気合を溜め始めた。

サラマンダーも反撃の炎を吐き散らそうとするが、アルクはそうはさせじと臨機応変に剣を投げつけて邪魔をすると、頭によじ登って言われた通りにナイフで目を突き刺してやった。
それに連携し、セリーヌは奥義を放ってサラマンダーを切り裂いたのだった。

感想
終末のハーレムファンタジア25話でした。
エルフの幼少期は殊更可愛さが極上なので、アルクの祖父も本当に良からぬ欲望がもたげたのかも知れませんね。
https://www.kuroneko0920.com/archives/73477


































