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ライムライト・レモネードジャム

34話

小鳥がさえずり、朝露がトポンと落ちる爽やかな朝。

 

彼は出社の前に見事な土下座を披露し、平身低頭みちるに謝った。

 

しかし彼女は部屋から出もせずにぬーっと見下ろすだけでノーリアクションをキメ、静かに戸を閉め直したのだった。

ガイシューイッショク
著者名:色白好 引用元:ガイシューイッショク34話

 

 

その対応にまた彼は怒りがこみ上げ、もう4日目だ、サイコパスが、本当に100回もやらせるつもりか、社会不適合者がと囁き声で罵りまくった。

 

それで少し留飲を下げて出社しようとするが、囁き声でも聞こえていたみちるは壁を叩き、威嚇で送り出すのだった。

 

 

 

その日、普通の常識あるお客さんを相手にした彼が恙なく我が家に帰ると、ポストに母からの手紙が届いていた。

 

内容はもちろん先日のこと、みちるへの謝罪と離れの部屋を提供する意思が綴られていた

 

一緒に住む道理はなく、まさに母の言う通りだと納得できるがスッキリしないでいると、空腹を訴えながら渦中の問題女が部屋から出てきた。

 

彼は明日の昼飯用と合わせて多めに夕食を作っていたが、昼は石井と外で食べてくるだろうからいらないという。

 

しかも空腹過ぎて食べる気が失せたらしく、良い匂いをさせたせいだとあまりに強引な責任転嫁をして、また部屋に引きこもっていった。

ガイシューイッショク
著者名:色白好 引用元:ガイシューイッショク34話

 

 

 

翌日、石井にファミレスで経費で奢ってもらったみちるは、デザートまで遠慮なく食べて超満足した。

 

みちるがご機嫌なタイミングで石井は、そろそろこちらで用意した部屋に引っ越さないかと切り出した。

 

小森の父に指摘されたことを少なからず気にしていたと分かると、人間らしい温度感にみちるはニヤニヤしてしまうが、本当に彼に期待されていることが分かってキュンとさせられるのだった。

ガイシューイッショク
著者名:色白好 引用元:ガイシューイッショク34話

 

 

切り出したなら善は急げと、次の週末に内見に行こうと誘う石井は、さすがにもう小森との同居生活を面白く見れなくなってきたらしい。

 

次々と引っ越す際の未来を語る内容には、今後一切小森と関わらないつもりなのが分かってしまうことに、みちるは何とも言えない感じの悪さを見た。

 

そんなところを責められても、石井からすれば同居している以外の接点なんてないし、会わなくなれば勝負する必要もない。

 

確かに石井が考えてくれているのは凄く嬉しいみちるは、小森にとっての自分が疫病神みたいな存在だとも分かっているのに、出て行くときは本人から言われるまで出て行きたくない心情に陥っていたのだ。

ガイシューイッショク
著者名:色白好 引用元:ガイシューイッショク34話

 

 

 

みちるが帰ると穏やかにおかえりと声をかけてくれる彼は、クリームシチューを作っている最中だった。

 

 

手洗いうがいもせずに味見をグイグイ求めるみちるの勢いに押し負けた彼は、スプーンに掬って一口食べさせてあげたが、熱々のままに口に含んだので彼女は絶叫。

 

フーフーしてくれないことを責められた彼は、汚いだのなんだの言われないようにしただけだと言い返しながら、サッと水を渡すと、当たり前のように唇に触れていた

ガイシューイッショク
著者名:色白好 引用元:ガイシューイッショク34話

 

 

それこそ今までのみちるなら騒ぎ立てそうだが、素直に水を受け取って飲み干すと、ここを出て行くつもりはないと伝えた。

 

だから彼は、親たちの提案をちゃんと断っておいた。

 

 

 

後日、季節の変わり目に合わせて布団を干し、みちるのために部屋に運び込んであげた彼は、暖房でバカみたいに室温を上げているのに驚かされた。

 

布団を干してくれてありがとうの一言がまともに言えないことにまたムカついた彼は、感謝の言葉を勝利条件に勝負を仕掛けた。

 

相変わらず屁理屈をこねるみちるだが、温かい布団に包まれながら執拗でリズミカルな足マンを食らわされ続け、またしっかり喘いでしまうのだが、彼もフル勃起しているのは当然で…

ガイシューイッショク
著者名:色白好 引用元:ガイシューイッショク35話

 

 

感想

ガイシューイッショク33話34話35話でした。

結局この二人はどこに行くのか、穏やかな関係性を築けそうですが、みちるの過去が明かされないことにはスッキリいけないでしょうね。

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