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175話

糞を漏らしまくっている隊長の拘束が解かれたが、新堂は変わらない臭さと汚さに鼻を覆い、洗って綺麗にしてから教祖に献上しろと指示した。

 

普通に嫌な顔をしながらも了解した真希は首輪に繋いで鎖を引っ張り、犬みたいに連れていく途中、毒にやられて悶えている洋子と楊を一瞥した。

 

直後、隊長が発狂して奇声を上げながら鎖を振り切り、ペットが逃走するようにドアの向こうへと駆け出した

サタノファニ
著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2021年32号

 

 

臭いし汚いし逃げるしでイラついてしょうがない新堂は、洋子たちを真希に任せて隊長の後を追う。

 

 

町に一人はいるような危ないオッサンじみて叫びながら走る隊長と、追いかける毒母乳女。

 

やがて室外機だらけの行き止まりに辿り着いた隊長を追い詰めた新堂は、我が子に母乳を与えるが如く、当たり前のように着物をはだけて乳を放り出し、イカれたおっさんに向けて毒母乳を噴射した。

サタノファニ
著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2021年32号

 

 

この時を待っていた隊長はスッと真剣な顔つきになり、細く見せる鳥のように横向きになった。

 

それで防がれていた室外機からの熱波が一気に逃げ場を得ることができ、毒母乳を吹き飛ばしたのだった。

 

バカみたいに下品な毒母乳を我が身に振りかけられ返した新堂は顔をガードし、隙だらけの腹に蹴りをぶち込まれた。

 

そのダメージよりも、一カ月も糞まみれの部屋で正気を保っていた隊長に驚いた。

 

だが正気を保っていた隊長にすれば、脱糞さえ単なる生理現象を解消したに過ぎず、敵を油断させる材料の一つでしかなかった。

サタノファニ
著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2021年32号

 

 

なんと天晴れだと感心する新堂はそれでも、毒人間に毒は利かないのだと言い返してやったその時、霧子のワイヤーが首に回った。

 

霧子は隙だらけの新堂の背後に忍び寄り、必殺仕事人のように首を吊り上げた。

サタノファニ
著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2021年32号

 

 

だが新堂はなかなかにしぶとく、毒使いらしく溶解液でワイヤーさえ溶かして脱出し、不意打ちでの退場を切り抜けた。

 

顎に溶解液にと二度もワイヤー攻撃を躱された霧子は、翻って凄まじい毒母乳スプラッシュを仕掛けられるものの、何とか躱して攻撃の隙を窺っていく。

 

顔に似合わないあまりに下品な戦闘方法にドン引きするしかないが、毒母乳輪舞を躱して一発入れるのは至難の業。

サタノファニ
著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2021年32号

 

 

一先ず距離を取って下がった直後、美依那に任せていた真希と背中同士がぶつかった。

 

そして真希は根深い恨み言を吐き出し、スタンガンを食らわしたのだった。

 

 

感想

サタノファニ173話174話175話でした。

霧子は一番ウブだったのに、直情的なところも一番危なっかしいですね。

それにしても隊長がカッコ良過ぎます。

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