5話
上に乗る、つまり騎乗位だがやり方も名称なんてもちろん知らない深月は、羞恥心を堪えながら彼に跨っていく。
オナニーでイッたことはないと素直に答えられるほど空気に飲まれているせいで、オナニー経験はあると白状したようなもの。

ただ然るべき見返りをもらわないと気が済まない彼は、じれったい騎乗位をやめて押し倒した。
そのままシンプルな正常位で挿入しようとすると深月は痛がるが、こんな望まぬ最低な初体験だろうが、彼は気にせず無理やりにこじ開けていく。

下腹部を襲うとんでもない異物感と痛みに悶える深月はシーツを掴んで何とか耐え忍ぶが、まだまだ先っぽが入っただけで痛みの絶頂を迎えていなかった。
閉じられた中に押し入っていく快感を堪能しながら、彼は根元までありがたく突っ込んだ。
そして苦しみと快感と愛液の音を聴きながら、存分に腰を打ち付けたのだった。

翌朝、深月は無理させられたせいで風邪気味のようだったが、彼はまるで気遣わずにうつすなとだけ冷たく言いつけて朝食を済ませると、今後のやるべきことを指示していった。
まずは命の恩人である自分に従うこと。
このフロアから地下シャッターの鍵と図面などを見つけること。
まさか姉が身体を差し出して安全を確保されているなんて知る由もない弟たちは、まさに救世主の如き彼に憧れの眼差しさえ向けた。
深月がまた思い切った行動を取らないよう、抱ける状況を保てるよう、食料品フロア以外のゾンビを排除して物資の持ち運びの負担を減らしつつイニシアチブは取り続けるつもりで、ゾンビを排除できた理由もそれらしいものをでっち上げた。
食事の質を上げる炊飯器、食器や寝具もより取り見取り。
いずれはここから脱出して水の確保もしやすくゾンビも少ない野外活動センターに行く計画であることを明かすと、明らかに単なる性処理と駒呼ばわりされた深月も、素直に見つけた地下シャッターの鍵を渡し、褒め言葉に聞こえない言葉に笑顔を返した。

しかし翌日から体調が一気に悪化すると、彼は自分がセック〇の粘膜接触でゾンビ化ウイルスをうつしてしまったのではと焦った。
結果的に単なる体調不良だった深月はすぐに回復すると、代わりにしっかり弟たちの世話をしてお粥まで作ってくれたのを知り、自分には変わらず冷たくても嫌いになり切れないのだった。

































