34話
クロエは最後の一線は守ったのか、頃合いを見計らったハゲが駆けつけた時には暴漢二人はぴくぴくしながら倒れており、傍には注射器が転がっていた。
息荒く震えて涙を流すクロエはまず、レイモンドに会いたいと求めるが、ハゲはさすがの演技力で彼は拘留中だと言い出し、業務上横領的な罪を着せた冤罪ストーリーをぶち上げ、クロエをレイ〇犯に売ったのだという。
衝撃の言葉に驚くばかりのクロエに畳みかけるように、ショックでどうしようもないクロエの理解者の座に居座り、計算通りの笑みを漏らしたのだった。

何の罪もないが捕まってしまったレイモンド。
ハゲが面会に行くとやつれて髭が生えて心身共に参っている様子だが、まずクロエの事を心配した。
真実を知らぬクロエがショックで寝込んでいると聞かされても、しかし何もしてやれない彼にハゲが持ちかけたのは、あくまでその頭脳を利用することだった。

果たしてレイモンドの研究成果がどうオス殺しと繋がるのか分からないが、彼の懸念などハゲはガン無視で、人間まで遺伝子組み換えで生み出しているのだから、今更自然の摂理に反したところでどうとも思っていなかった。
次にショックの最中のクロエの男性不信を更に強固なものとすべき、脳にチップを埋め込んで尖兵の始まり。
なぜハゲとカガチとロリは、そうまで男を世界から滅ぼそうとするのか、この三世代くらいに年齢の離れた三人が協力して人類の形を変えようとしているのは、やはり同じ苦しみを味わったからなのか。

クロエが騙されて改造されてから早幾年、集まった賢者三人は順調に男が絶滅しそうな状況を喜び、思い描く理想の世界に欠かせないキーアイテムを眺めていた。
それは女性だけで子供を産むという、ミツバチ等と同じ単為生殖化で人類を存続させることだった。

もちろん生まれるのは女の子だけ、女だけの総百合世界、男は0にするまで容赦なく抹殺。
そしてまたイカれた合言葉とポージングで結束を固めた直後、お待ちかねのクロエがやって来た。
クロエも当たり前のように全裸で例のポージングと言葉をキメてから入り、愛しい人の憎き仇で人生を壊したハゲに肩を抱かれても平常心を保ち、0距離を取った。

新時代のキーアイテムがずらりと並んでも、今はもうトチ狂った狂気にしか見えない。
そんな変化に気づけないハゲは第一の娘はあなたに決めていたと、歪んだ愛情を伝えるが、目を離した瞬間にクロエは膣から銃を取り出した。
そしてまず、ロリの額を撃ち抜いた。

続けてカガチにもぶち込んで、なにも理解できないうちに地獄に落としてやると、ハゲにはあえて致命傷を与えずに喋る最後の間を与えた。
まさかの裏切りでも世紀の極悪人はクロエの態度で全てを察し、終わりを覚悟した。

クロエが知りたいのはレイモンドの生死だけ。
だから彼もウイルスの犠牲になったと分かれば、嘘ではない育ててもらった感謝を伝え、温もりが分かるように鯖折りで息の根を止めたのだった。
感想
終末のハーレムアフターワールド33話34話でした。
ハゲやババアには男憎しになる体験があってもおかしくなさそうですが、ガキはどんな経験をして三賢者になったんでしょうか。
と言うより三人はそのまま三世代家族で、夫なり兄弟への恨み辛みを拗らせたのか。
「終末のハーレムアフターワールド」35話36話ネタバレ最新話修正前37話。最終章直前!女性だけ出産が潰えてクローン計画!



































