249話
これが最後のこの世の春。
ヒメは一心不乱に腰を上下動して彼のモノで自分の中を擦りつけ、快楽を貪りまくる。
数え切れないほどのAV視聴でプレイイメージはくっきりばっちり、リズミカルに腰を振りながらベロチューをかまし、一方的なラブラブセック〇。
そしてまたこみ上げる射精感を煽りながら、皮が擦り切れて出血しそうなほどの回数の中出しをキメた。

その数、なんと11回。
どうやったら男はそんなに発射できるのか、それも一服盛った効果か。
ともあれその辺りで夜明けが訪れたので、ヒメは改めて覚悟を決め、お別れの挨拶を繰り出した。
まだ喋れも動けもしない彼は焦るだけで止められず、呼吸が荒くなるばかり。
どこか自分に酔っている感じもしながらも、ヒメは崩月の恐怖を誤魔化すようの麻薬的なものを準備していて、悟り切った顔で淡々と包みを開けていく。
そして彼が見ることしかできない中で、グッと躊躇なく飲み下したのだった。

性獣で夜這いを仕掛けるようなヤバい女でも、人一倍仁義や礼節を重んじる風のヒメは無礼のお許しをと求め、余命10分、垂れ流して部屋を汚さないために外へ行きますと告げる。
しかしロマンチックな雰囲気を醸し出しておいて、お別れのキスをし損ねる順番を取ってしまったことを後悔し、涙を零しながら部屋を出て行くのだった。

その後、更に何時間も経ってからようやく動くことができた時にはもう、ヒメはルーミたちに見守られて静かに目を閉じていた。
死んでるなんて嘘みたいな穏やかな顔に、彼はまずバカ野郎と声をかけるが、即座に死んでないとルーミに訂正された。
恐怖打消し毒薬には解毒薬もちゃんとあるので、それを飲ませたから死んでないという。
つまり死ぬまで10分の短時間で助けられたのは、ルーミらが覗きして楽しんでいたという訳だった。

確かに、ヒメがあれだけはっちゃければ気づくのが当たり前というものか。
ヒメ騒動が一先ず終了した一方、リリアは山のように大きな女性に絡まれて疑問しか浮かんでいなかった。
目の前の巨人は誰なのか、妊娠してるとはどういうことか。
わらわという雅な一人称を使う謎の君は、大特異点と呼ばれた存在で空に浮かぶ青い月だという。

あれは月ではなく浮遊する古代遺跡。
いよいよ超絶文明の真相に近づき、歪なこの世界の仕組みが紐解かれていく…
































