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西は構わず、昨夜起きた囚人たちの自傷行為について話し出した。

 

いくらなんでも自傷行為が多過ぎると言うが、その間もカレンのインタビューに答える声に二人は夢中で、吾妻は持て余している性欲に涎さえ垂らしそうだった。

 

 

自傷行為をして倒れていた彼女たちを見つけたのは、民間のガードマンだった。

 

今まで何回も起きた事件を発見するのはいつも民間のガードマンで、刑務官が到着する頃には女囚は女医に連れて行かれた後だった。

 

毎回のお決まりの流れに、西は五菱の息のかかった人間が怪しいと思っていた。

吾妻もその五菱から派遣されているが、見る限り裏はないだろうと判断できた。

 

この島に住みこんで働いているのが20人。
日頃から出入りしているのを合わされば30人。

 

そのうち、囚人に直接関わるのは刑務官・ガードマン共に6人ずつ

 

なのに自傷行為を発見するのはいつもガードマン。この事実に何かあると考えるのは自然な流れだったし、西は法に携わる者として不正を知りながらに何もしないのは気持ち悪かった。

 

 

それを青臭いと丸田は一蹴した。

 

どうせ相手は人殺しで、自分たちも問題を抱えて行き場のなくなった人間なのだから、人のことをとやかく言える立場ではないと。

 

それに、任期は一年だけでもある。その後はそれなりの待遇が待っていると五菱に約束されているのに、なぜそんなに張り切るんだと丸田は疑問を呈した。

 

もしかして同世代の美人たちに情でも移ったのか?とからかわれるが、どこか否定し切れないでいた。

 

この真面目な話の間もずっと、カレンのいやらしい身体が画面に映っていた。

 

 

千歌は自室のベッドで横になっていた。

 

どうしても自分で首を絞めたなんて信じられないが、しかしどうすることもできずにいるのが怖くなっていた。

 

そんな不安を抱えているところに、不意にドアをノックする音とヒゲ爺の声が聞こえた。

ドアを開けると予想通りヒゲ爺が立っていた。

 

入所祝いだと言って有名店のマカロンを持ってきてくれたのだった。しかも奢りだと言うので、遠慮なく喜びを爆発させた。

 

 

甘さと美味しさに小躍りしていると、彼はクリーニングのババアから預かったと言って一枚の紙片を渡してきた。

 

そこには「何があっても部屋から出るな」と書かれていた。

 

自分の字じゃないが見覚えがあるような気がした。

 

 

感想

サタノファニ8話でした。

同僚の前で平気でエロDVDを鑑賞するおっさんと若い女性。

しかも双方ヤリたいと言っているのだから、需要と供給は一致していますね。

巨大企業が良からぬプロジェクトの黒幕なのはよくありますが、これもそのままその通りなのか?それと手紙の差出人は?

取り合えず千歌兄と予想。

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