最初の発見
あれがなんなのか、どうしてあんな化け物がこの現代社会にいるのか、何もかも訳が分からなかった。
3人と共にジャングルの中を走り抜け、数頭のヤギを見つけた。
そのヤギが導いてくれたのか、ようやく滝が流れ落ちる水場を発見できた。
彼女たちは制服を脱いで下着姿になり、浴びるほどに水を飲み、汗と泥に塗れた身体の汚れを落としていった。
朔也は目の前で殺された吉川の名を呟き、彼女の血が染み込んだ服を力いっぱい擦った。
著者名:菅原キク 引用元:マザーグール1巻
これからどうするか決めようとしていた時、水の中にフォークが落ちているのを見つけ、滝が流れている岩場の途中に窪みがあり、そこに杭らしいものが打ち付けられているのも見えた。
それらの人工物がどういう意味を示しているのか分からないまま、吉川を殺したあの化け物が、再び彼女たちの前に姿を現した。
しかし、化け物は襲ってこなかった。
もしかしたら4対1なら手を出してこないのかも知れないと考え、今の内に岩場の窪みに避難することにした。
中は結構奥行きがあり、入り口が狭くて化け物は入って来れなさそうだった。
まずすずが上がり、次に楓子が上がって、二人で朔也を引っ張り上げようとした。
下では一人でなつのが朔也を押し上げようと踏ん張っている。
その状況の危険さに気付いた時にはもう、化け物は全速力で近づいて来ていてなつのに歪な爪を伸ばしていた。
著者名:菅原キク 引用元:マザーグール1巻
爪はなつのの太ももに突き刺さったが、どうにか洞窟の中に逃げ切ることができた。
しかし、化け物は諦めずに手を伸ばして彼女たちを引きずり下ろそうとして来る。
楓子が落ちていた棒切れで応戦するが、怪力の腕に掴まれてびくとも動かない。
その時、理不尽な状況と自分が足手纏いになったせいで傷ついたなつのが怪我をしたことで、朔也は恐怖に立ち向かうことに決めた。
すずからフォークを受け取り、楓子相手にもたついている化け物の目玉に手首が埋まるほど突き刺し、見事に滝壺の中に落として撃退することに成功したのだった。
著者名:菅原キク 引用元:マザーグール1巻
脅威を退け、なつのの手当てのためにシャツに蜜蝋リップを塗ってライターで松明を作って灯りを点した。
そこで彼女たちは、驚愕の光景を目にする。






































