
無邪気の楽園最終回
ネタバレ感想
自分の存在がこのみの未来に悪影響を及ぼすと考えた省太は、本来の時間に帰ることにした。
プールに飛び込む直前、サヨから全てを聞いたこのみが駆けつけ、15年後に会う約束をする。
そして彼は、現代に通じるはずのプールに飛び込んだ。
最終回は無邪気の楽園
自分の名前を呼ぶ声で目を覚ました。
省太くんと何度目かの声が聞こえた時に目を開けると、目の前にいたのは大人になった奈子とユースケだったが、省太は二人が大人になっていることに驚きを感じなかった。

だが、同窓会の夜にプールに落ちていたのだと聞かされ、無邪気な頃だったこのみの別れ際の顔が思い出されて、わずかにタイムリープしていた頃の記憶が蘇った。
このみは人気女優だから、今も忙しくしているらしいとも聞き、あれから順調に夢を叶えたんだと思うと嬉しくなった。
だが、ユースケに心配しなくてもあいつはずっと女優だぜと言われて、無邪気な頃の記憶は夢か何かだったんじゃないかと思えてきた。
どうやら3日間も寝ていたらしいし、運び込まれた夜は父親が泣いて縋っていたと言うから、それは悪い気はしなかった。
しかも、プールから引き上げて人工呼吸までしてくれたのがあのリオだと教えられて驚いたが、同じようなことが何ヶ月か前にもあったような気がした。

それともう一つ、なぜ省太がプールに落ちていると分かったかと言えば、同級生じゃなさそうな女性が、廊下からプールに人が落ちていると教えてくれたからだった。
走り去っていく後姿しか見えなかったので、それが誰なのかは誰にも分からなかった。
そこまで教えてくれた奈子は時計を見て、そろそろ行かなくちゃと慌てだした。
よく見ればCAの制服を着ているようで、これから国際線のフライトが控えているらしい。
省太はよく分からないが、なぜかおめでとうと口から滑り出ていた。
家に帰った省太は、やっぱり無邪気な時代にタイムリープしていたのは夢に違いないと思い始めていた。
しかし、クソニートだったはずの自分の部屋はきれいに整頓されて、プログラムの仕事をしている形跡があり、コルクボードにはサヨとどこかでデートしているツーショットの写真があった。
それは子供の頃ではなく、いい大人になった二人の写真だった。

それらの写真を見て、完全に無邪気な時代にタイムリープしたのは現実だったと思い出した。
さらに、現代に戻る前に自分に書き残したメモを見つけ、今までの毎日が書かれた日記も見つけた。





































