
ゆらぎ荘の幽奈さん82話
ネタバレ感想
猫になってドキドキの体験をして日常の思い出を増やしていた幽奈。
しかし、幽霊である彼女を置き去りにするように、コガラシたちには進路を考える時期がやってきていた。
それぞれの妄想
とある夕食の時間。
コガラシは三者面談のプリントを取り出して、親がいないからどうしたもんかと悩んでいることを住人たちに相談していた。
雨野のクノイチ二人は多忙の両親に代わりおばあちゃんが来てくれるらしいが、彼にはそうして頼れる相手がいない。
すると呑子が手を上げてくれ、保護者の代わりを務めてくれることになった。
さっそく彼女はやればできる女なところを見せるべく、髪を整えちゃんと服を着て、久しぶりに秘めたるポテンシャルを見せつけた。
さて、コガラシの三者問題も解決したところで、面談の日が訪れた。
狭霧は別のクラスなので、一般人の男性教師と対峙して、将来は誅魔忍としてバリバリやっていくつもりですと高らかに宣言。
もちろん誅魔忍とか言われても何のことかさっぱり分からない先生は困惑するし、説明されても頭の痛い子としか思えず、彼女に抱いていた高い評価を改めざるを得ないのだった。
同じクノイチ仲間の雲雀はと言えば、担任がサキュバスの夢咲先生なので、そっち方面の理解度は問題なかった。
しかし雲雀自身の頭の中が常に若干お花畑モードなので、とにかく狭霧より凄いクノイチになるか、狭霧よりいい大学に行くかなど、狭霧と張り合うことしか考えていなかった。
それはそれで狭霧が好きなんだろうなと夢咲が微笑ましく思っていると、今度は脳内をピンク色に変え出して、ちゃっかり胸を増量させてからコガラシと肩を並べて戦っている未来を語り出した。
それにおばばも乗っかり、進路の話は進まなかった。
続いて品行方正、才色兼備、巨乳の遺伝子を受け継ぐ女子力の化け物、千紗希の番だ。
若すぎる巨乳母は、娘の料理の腕を見込んでそっち方面の道も勧めてみると、夢咲もそれはいいお嫁さんになれそうですね、などと持ち上げる。
そこで千紗希ははたと思った。
お嫁さんという進路。
そう考えた瞬間にコガラシとの将来が思い浮かび、新居のソファで仲良く座り、既に大きくなったお腹を慈しむように彼と撫でている、何段も飛ばした未来を描いた。
そんなことを考えてニヤニヤしているのをすぐに母に見破られる千紗希。
夢咲は親子のコミュニケーションに顔を赤らめながら、コガラシのモテ具合に思いを馳せた。
彼女たちの面談が終わって、順番を待っているコガラシと出くわした。
保護者二人は彼と顔を合わせるのは初めてなので軽く挨拶しつつ、おばばはすぐに孫二人の嫁アピールを始め、巨乳母は娘の恋の過酷さにはしゃぎ出す。
その時、彼の保護者役を務める住人がやってきた。
その顔を見るなりおばばは、久方ぶりの挨拶を交わした。
そう、呑子は保護者役を下ろされ、代わりに長い時を生きる仲居さんになったのだった。
自分とは桁が違う時を生きている座敷童子との対面に少し緊張しつつ、夢咲は彼の希望が全て未定になっていることに言及した。
彼は良くも悪くも多くの霊に取り憑かれた経験から、死んでも諦められないくらいの何かを見つけたくなり、今はその何かを探し中とのこと。
なら何かやりたいことはと訊かれると、それはやはり幽奈を成仏させることだった。
彼女も多くの霊と同じく、強い未練があってこの世に留まっているのに、その大切な何かが分からないままふわふわしているのは、あまりに悲しいと思っていた。
彼の面談が終わると、仲居は幽奈の保護者役にもなった。
本当の生徒でもないし幽霊でもある彼女は急に進路相談を始められて戸惑っていたが、ただ将来に何を望むのかと訊かれると、想いは一つだった。
ただずっとコガラシと一緒にいたい。
でも、彼は自分を成仏させようとしてくれているから、彼の思い描く未来に自分はいないのだと思うと、胸が張り裂けそうだった。
幽奈の面談を頼んだのは仲居だった。
住人の面談の話題が上がってから、幽奈が寂しげな様子だったので、どこかで気持ちを吐き出させてやりたいと思ったのだった。
仲居は自分の力で一時の幸福を与えても、楽あれば苦ありで必ずしっぺ返しがくるから意味はないと分かっていた。
それでも、長く時を生きている彼女だからこそ、あの若人たちならどんなことも乗り越えられると信じていた。
感想
ゆらぎ荘の幽奈さん82話でした。
全くお色気シーンのないゆらぎも悪くないものですね。
ちゃんと進級していってますし、いつか卒業と同時に成仏も迎える最終回が描かれるのでしょうね。
そう言えば、夜々と紫音の親はどんな人なのか気になります。




































