
マザーグール2巻ネタバレ感想
巨大な目玉を持つ化け物が生息する島に漂着したお嬢様学校の女子高生たち。
その中ではぐれ者の数人と行動を共にすることになった朔也は、今まで関わりのなかったその3人と深い絆を築いていた。
しかし、洞窟に逃げ込んだ時に怪物に襲われ、離れ離れになってしまう。
笙子グループ
朔也が目を覚ますと、まず視界に入ったのは見覚えのない美少年だった。
著者名:菅原キク 引用元:マザーグール2巻
それに驚いた直後、ボートでこの島に着いたと聞かされていた笙子グループのメンバーがいるのにも気がついた。
ただ他の3人のうち、一緒に助けられたのはすずだけだった。
そのすずは今いかだ作りの手伝いをしているらしく、この島に来るのに使ったボートは、なぜか知らぬ間に流されたようだった。
そして朔也が最も会いたかった愛しの君の草間トリノは、もうこのグループから抜け出していた。
無事に他の同級生たちと合流できたのはいいが、このグループはどうも腑に落ちない出来事に覆われているようだった。
すずとも助かった喜びを分かち合ったが、気がかりなのは行方の知れない二人のこと。
すずは下を向きながら楓子の行方を知らないと答えるし、朔也も自分を助けようとしたなつのがどうなったのか分からなかった。
二人のことは改めて探しに行くとしても、腕をけがしているすずでさえいかだ作りに汗を流しているのに、笙子と取り巻き数人は一切参加しておらず、高みの見物を決め込んでいた。
それを責めると彼女たちは「優しいのですね」などと褒めてくるが、それよりも怪我を押して働いているすずの方が優しいと声を揃え出した。
そして彼女たちは、この中で一番優しいすずならマリア様の加護が得られるはずだと勝手な理屈を作り上げ、いかだで助けを呼ぶ役をすずに押し付けた。
近くの岸壁には、既にいかだの残骸があった。
その小さな岬の先にはできたての墓があり、そこには眼鏡でお下げで自己主張が控えめな柿沼が埋められていた。
著者名:菅原キク 引用元:マザーグール2巻
つまり、最初にいかだに乗る役を押し付けられ、死体になって島に戻ってきたのだった。
彼女たちは自分が犠牲になるのを恐れ、止めようとする朔也を押さえつけて無理やりすずをいかだに乗せて大海原に押し出した。
著者名:菅原キク 引用元:マザーグール2巻
笙子が信じましょうと言えば、皆は録音された音声をリピートさせるように、同じ言葉を吐き出し続けた。その異様な光景の先に、泣き叫ぶすずがいた。
朔也はすずを助けるため、笙子に依存することで罪の意識から逃れようとする彼女たちを責め、海に向かって走り出した。
しかし、数で押さえつけられてリンチされてしまう。
それでも意地で反撃し続けていたその時、なつのと楓子が無事な姿で現れてくれた。
著者名:菅原キク 引用元:マザーグール2巻
そして3人は急いですずを追った。
しかしすずは、楓子が追いかけてくるのを見て逆に沖に向かって漕ぎ出した。
あの洞窟の天井の穴から逃げ出そうとする楓子を、すずは思わず突き落してしまっていた。その負い目から、せめて今回は命をかけて助けを呼びに行こうと思ったのだった。
だが拙いいかだは波ですぐに破壊され、4人は丸太にしがみつくことになった。
楓子はもちろん怒っていたが、わざとじゃないのは分かっていたので謝れば許そうと決めていた。
なぜなら、すずが腕にある無数の傷を見られたくなくて、袖を掴まれるのに恐怖を感じただけだったと分かったからだ。
すずは素直に謝り、楓子は彼女を許し、また危機に瀕して絆を深めた4人。
著者名:菅原キク 引用元:マザーグール2巻
そんな彼女たちとは正反対に、一人を犠牲にして助かろうと考えた笙子グループは、化け物の群れに襲われていた。






































