トリノの元へ
殺された同級生たちの墓を作っている間に陽が暮れてくると、約束通りにトリノたちが上げた狼煙がジャングルの中から立ち昇ってきた。
著者名:菅原キク 引用元:マザーグール2巻
浜辺にいたのは生徒9人と謎の男の子一人。
見つかったのは4人分の手足。
その中に朔也は、仲良しの子がいつも穿いている見慣れたストッキングを穿いた足があるのに気付いていた。
生きてこの島を脱出するため、彼女たちの分まで生きるため、4人の墓に花を手向けてから、無理やりにでも夕食を摂って明日への糧にした。
著者名:菅原キク 引用元:マザーグール2巻
翌朝、上がるはずのトリノからの狼煙が上がらなかった。
著者名:菅原キク 引用元:マザーグール2巻
昨日の夕暮れ時に上がった狼煙の位置の見当をつけ、遠回りになるがそこまで行く一番安全な崖伝いの道を進むことにした。
しばらく浜辺沿いを進み、ジャングルの中に入って程なく切り立った崖沿いの道に出た。
楓子が先頭を歩き、なつのがしんがりを務めてしばらく経つと、ちなみはなつのとこうして歩くのは久しぶりだと話し出した。
なつの、ちなみ、アンナ、そして笙子の4人は子供の頃はよく一緒に遊んだ仲だった。
著者名:菅原キク 引用元:マザーグール2巻
なつのはただ一人笙子をちゃん付けで呼ぶ同級生だったが、時折、子供の頃から彼女に怖さを感じていた。
その時々で欲しい言葉をくれる勘の良さが、どこか心を読まれているようだったのだ。
さらにしばらく進むと、行く手に2体の化け物がいた。
ただ今まで見た大きなものと、洞窟で見た小さなものの中間程度の大きさで、人間で言えば小学生か中学生といった感じに見えた。
その程度ならどうにかできると思い、朔也と楓子が先陣を切って奇襲をかけ、続いてなつのとすずが追い討ちをかけ、一匹に棒を突き刺して崖下に落とすことに成功した。
著者名:菅原キク 引用元:マザーグール2巻
頼りがいがあり過ぎるワイルドさにちなみが感動し、再び列になって進み出した直後、逃げていった一匹が崖から手を伸ばしてきた。
ちなみの足を掴もうとしたそれに気付いたのは、一番後ろにいたなつのだけだった。
感想
マザーグール2巻でした。
面白度☆8 HOLYHOLY度☆6
少しずつ前作のHOLYHOLYとの繋がりが濃くなってきて嬉しい限りです。
旧約マザーグールと改題されているらしいので、そっちの方が手に入れやすいかも知れません。
トリノと朔也の絡みが3巻で見られることに期待して、あの原住民の顔を見た瞬間、ルパンの映画に出てきたマモーを思い出しました。
気持ち悪さではいい勝負ですね。







































