さらに、今すぐトイレに行けないと分かるや否や、彼女は絶望感から急激に尿意の高まりを感じ、二人三脚中にお漏らしをするという最悪の黒歴史の未来を思い、今すぐ彼に絶好してくれるよう頼んだ。

だが彼は諦めなかった。
漏らされて被害を被りたくなかっただけかも知れないが、男らしく彼女の肩をしっかり抱き寄せ、およそ数十m先にある公衆トイレをゴールに見据え、彼女に希望を与えて鼓舞した。

お互いに声を掛け合いリズムを保ち、今までの最高のシンクロ率を叩き出し、確実にトイレに近づいて行く。ただ真っ直ぐに進み、植え込みを囲む石にも躓かず、きれいに植えられた花は素晴らしく息の合ったジャンプで乗り越えた。

そして無事にトイレにゴールしたのである。
リオはすぐに個室に入ってチェリー柄のパンツを下ろし、便座に腰を下ろした。
ギリギリまで我慢してからの放尿の気持ちよさを噛み締め、漏らさずに済んだ安堵で忘れかけていたが、そう言えば横に省太がいたままだった。

理不尽に彼に制裁を加えたリオ。
やがてタイム計測当日を迎え、漏らしかけたうやむやであの後練習できなかった彼は、不安でいっぱいだった。
すると今度は、彼女の方が彼を鼓舞して無邪気な笑顔を見せてくれた。
感想
無邪気の楽園パラレル2話でした。
今までと変わらず、それぞれとの絡みを描いていくパターンみたいなので、以前と特に変わったところもないですし、時系列もいつでも取れそうな感じですね。
まあ、そういう細かいところを気にせず読めるのが、無邪気の楽園のいいところだと思います。
限定的な連載かは分かりませんが、できれば従姉妹たちをまた見たいです。
https://kuroneko0920.com/archives/38706
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