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紹介作品の目次

3話

聖生は、あのカラオケに行った日に忘れ物を取りに戻るのに付き合ってくれた時、彼女から誘ってホテルに行って告白され、ヤッたという。

阿知はカラオケの最中に一緒にタオルを借りに行った時、パンツまで濡れて脱ぎたいという彼女を守るため、男女共用の個室に一緒に入って告白されその場でヤッたという。

トマト君は文化祭準備で機嫌が悪くなった時に宥められてなんだかんだ褒められ、告白されて部室の中で対面座位でヤッたという。

著者名:荒木宰 引用元:オタサーの姫殺人事件1巻

 

青鹿だけ最後までヤッていなかったが、そこは黙っておいた。

 

 

それぞれ自分が付き合っていたんだと主張して、他の3人の意見を信じようとせずに、穴兄弟としての事実を受け入れたくなくて醜い争いを始めた。

しかし、ただ一人冷静だった青鹿が間に入り、ようやく現実を受け入れ始めた。

 

姫城しいなは4人全員を弄んだクソビッチで、童貞が喜び、浮かれ、犬のように盛る様子をみて楽しんでいたサークルクラッシャーだったのだと。

著者名:荒木宰 引用元:オタサーの姫殺人事件1巻

 

ただ青鹿だけは、彼女が一瞬見せてくれた「やっと居場所を見つけられたかも」と言った時の笑顔がどうしても嘘に思えなかった。

 

結局他の3人は悲しみよりも怒りが勝って、完全に仲違いしてしまったが、青鹿は姫がただのクソビッチじゃないことを証明しようと心に決めるのだった。

 

 

4話

そう決意したものの、青鹿は毎晩、姫の悪夢にうなされるようになった。

それでも学部やゼミや学生課に聞き込みして回っても有益な情報は得られなかった。

 

そこで、姫の動向を順を追って改めて整理してみた。

 

4月、入学。

5月、同好会入部。

7月、学園祭の企画立案。

8月6日、買出しデートでホテルに行くも青鹿と未遂。

8月13日、聖生&阿知と同日エッチ。

9月、トマト君とエッチ。

10月14日、文化祭当日に事故死。

10月20日、4股疑惑浮上とともにサークル瓦解。

部にいる時の彼女しか知らないことに改めて気づいただけだった。

著者名:荒木宰 引用元:オタサーの姫殺人事件1巻

 

 

下を向いてトボトボ構内を歩いていると、見慣れたツインテールとフリフリ衣装の女の子が擦れ違っていくのが目に留まった。

 

あまりにそっくりな後姿を追っていくと、部室に行き着いてドアを開けた。

振り返ったその子は、どこからどうみても死んだはずの姫だった。

 

幽霊か幻覚かと思いながら「どうして死んだんだ?」と涙ながらに搾り出すと、彼女はゾクッとするような目つきで見下ろして「あなたのせいじゃないの?」と訊き返してきた。

著者名:荒木宰 引用元:オタサーの姫殺人事件1巻

 

全部下心の身体目当てで優しくしてくれたんだと聞かれると、真っ向から否定できずに、あわよくば童貞を捨てられることを期待していたことを白状して、でも本当に好きだったしもっと向かい合って話すべきだったと謝った。

すると「分かった」と言ってくれたので近づいたら、豪快なビンタをお見舞いされてしまう

 

またも蔑んだ目つきで見下ろしてくる彼女は幽霊でも幻覚でもなく、キモオタを嫌っている正真正銘の生きている人間で、姫城しいなの妹のるいなだった。

著者名:荒木宰 引用元:オタサーの姫殺人事件1巻

 

顔とスタイルはそっくりだったが、性格はまるで正反対の凶暴な女の子で言葉遣いはキツク、仕方なく姉の服を着てでも、何か事件の手がかりを得られないかと思っていたらしい。

 

サークルメンバー全員と付き合っていたことは知らなかったようで、姉をクソビッチ呼ばわりするところは他の3人と同じだった。

ただるいなは、姉は殺されたと思っていたのだった。

 

 

感想

オタサーの姫殺人事件1巻でした。
面白度☆8 後味悪度☆8

初体験の相手がすぐに死ぬって、なかなか後味が悪いですし、そう経験できることじゃないでしょう。なのにクソビッチ呼ばわり。まあ分かりますが歪んでいる。

状況的には明らかに聖生と阿知が怪しすぎますし、どっちかとヤッている最中に鉢合わせてもめて事故ったのかも。鈍器とかの傷なら警察が気づかないわけがありませんしね。

今日からゾンビ!でもそうでしたが、女の子が可愛いですし、ちょっと違った切れ込み方でゾンビ漫画やこのミステリを描くところがおもしろいと思います。
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