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61話

順調に組長の部屋に連れ込まれた千歌。

 

ターゲットの水野がすれ違った時よりやたら大柄に見え、厄介な相手だと忠告されたボディガードの一人の神埼が、風呂場にいた巨女だと気づいた。

 

 

ともかくすぐ殺そうとする様子はなく、ジョオと呼ばれたパンツ狂いのチャラ男が身体検査をし始める。

 

 

真っ先にスカートを捲って下着を丸見えにし、手を伸ばしてくる。

 

もう片方の手は胸を揉み、身体検査と称して大好きなパンツと股間の感触を楽しみ始める

著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2018年36・37号

 

 

しかしジョーは、パンツをコリコリ触ってすぐに違和感に気づいた。

 

そしてすぐ、千歌を鬼ケ原ではないと断定したのだった。

 

 

誰もがあっけに取られるが、ジョーは改めて自分が異常なパンツ好きだと話し、千歌のパンツを指先で触りながら、触るだけでパンツのあらゆる情報を読み取れるのだと自信満々に明かし、能力名さえつけていることを恥ずかしげもなく宣言した。

著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2018年36・37号

 

 

そして、パンツの記憶能力も備えていた。

 

しかも、今触っているパンツがついさっき見たばかりのものなら尚更確信できるというもので、鬼ケ原小夜子じゃない女の子が成り代わっているからくりに気づいたのだ。

 

千歌は全く想定していなかった材料からバレたことと相手の変態レベルに驚きながらも、パンツが大好きな相手の顔に股間を押し付け太ももで挟み込んだ。

著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2018年36・37号

 

 

それを冥土の土産にそのまま下半身を捻り、一瞬で首をねじり折った

 

 

そしてすぐに机の上のペンを取り、小刀で襲い掛かってきた組員の心臓に突き刺した

 

衝撃でペンの中身が飛び出し、組員の胸から如雨露のように鮮血が噴出した。

 

 

その組員が持っている小刀を奪い取り、すかさずチャイナ服の女に狙いを定めて攻撃を繰り出していく。

 

しかし、拳法使いらしい身のこなしに当てることさえ難しいと判断した千歌は、すぐにスカートを大きく翻して、相手の頭に覆い被せた

 

視界を塞がれ、チャイナ服はヤバいと思うと同時に死を覚悟した。

著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2018年36・37号

 

 

だが、切っ先がチャイナ服に届く前に千歌はぶっとい腕に張り倒された

 

もろに食らった一撃で受身も取れずに机を破壊するほど叩きつけられ、続いて腹を思いっきり踏みつけられ、内臓が左右に分かれる気持ちの悪い衝撃が駆け巡る

著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2018年36・37号

 

 

見た目通り強烈なダメージを受けた千歌は立つこともままならず、這って逃げようとしたが、女子プロレスラーの神埼は髪を掴み上げ、逃がしてくれなかった。

 

 

チャイナ服が二人が死んでいることを確認すると、水野は怒りを滲ませ頭に血管を浮き上がらせる。

 

人の美醜を判断するには尻を見れば分かると豪語する水野は尻をアスと呼び、死んだ二人はいいアスを持っていたと鎮魂の言葉を搾り出し、そして千歌のアスを無造作に掴んでこき下ろした

著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2018年36・37号

 

 

 

頭を掴まれ、尻を支えられて圧倒的なパワーで軽々と持ち上げられた千歌は、人とは思えないパワーにさすがに驚かざるを得ない。

 

そして水野はでかい顔を寄せ、小夜子のフリをしている目の前の女が一体誰なのか、スラスラとメデューサたちの名前を挙げていった

 

 

千歌は名前の情報がダダ漏れなのも驚き、さすがに顔に出してしまった。

 

しかもヤクザは、どれがメデューサなのか合致させるために防犯カメラから焼いた乗船女性客の顔を焼いて準備していた。

 

そこから千歌に他のメデューサを吐かせようとしているようだが、まだ名前しか分かっていないとも言い換えられる。

 

 

千歌はそこに助かるチャンスを見出し、全て吐く代わりに助けて欲しいと持ちかけた。

 

しかし笑い飛ばされ、あまりに空気を読まない交換条件なことを思い知らされる。

 

千歌が選べるのは吐いて楽に死ぬか、吐かずに苦しんで死ぬかの二択だった。

 

もう助からないと分かった千歌はアスから力が抜け、お漏らししてしまう。

著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2018年36・37号

 

 

アスを愛する水野もおしっこは汚いと感じ、千歌を放り捨てた。

 

死ぬ前に束の間の自由を取り戻した千歌は無様に這って距離を取り、真っ暗な海に近い窓の方へ逃げた。

 

しかし、そこで何ができる訳でもなかった。

著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2018年36・37号

 

 

追い詰められた千歌。

 

逃げ場はなく、満身創痍でまともに動けず反撃できたとしても相手は戦い慣れた猛者ばかり。

 

だが、こうして窓に背を向けて近づき、奴らを近づかせることで作戦は成功していた。

 

 

千歌が不敵に微笑んだ直後、窓の外から強烈な光が発生した

 

それでヤクザたちは目をやられ、逆に自由を奪われた。

 

 

窓の外にはライトを持った小夜子と美伊那がスタンバイしていた。

著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2018年36・37号

 

 

小夜子が考えた作戦はあっけないほど成功し、後は視界を奪われたターゲットと護衛を皆殺しにすればいいだけだった。

 

 

感想

サタノファニ59話60話61話でした。

またアナルウォッカとう名言で生まれました。

男根様、鬼魔羅なども出て来ましたが、アナルでアルコール摂取して事件になったものが、かつてあったような気がします。

この辺りも、実際の事件に即した展開でしたね。

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