56話
先生が体調を崩してしまった早朝が過ぎ、なぜか二人は渓流にいた。
ただ渓流ではしゃいでいるわけじゃなく、先生が地面に頭をこすり付けて彼に土下座していたのだった。

実は先生が風邪をひいた日から二日が経っていた。
彼はすぐに運転して病院に連れて行こうとしたのだが、生徒に運転させるわけにはいかないと先生がごね、一度運転させたにも関わらず治るまでSAで待機することになったのだ。
そしてあえなく修学旅行は終了してしまい、北海道にさえ辿り着けずに高速のど真ん中で数日を過ごさせた先生は本当に申し訳なく思って土下座したという訳だ。
彼は夜のSAや川遊び、先生のあられもない姿を見れたので、謝って欲しい理由など一つもなかった。
それでも先生はいつでも罪滅ぼししますよと、呪いをかけてきそうな怖い笑顔を見せるので、取り合えずその顔は止めてと頼んだ。
その直後、先生はホタルの生息を知らせる看板を見つけ、見てみたいと思って顔を輝かせた。
しかし、生徒を連れ回した挙句に最後は自分が楽しもうなどと考えた欲望を振り払うため、また呪文でも唱えそうな顔をして彼を怖がらせる。

そして彼も、当然傍にあったホタルの看板に気づき、どうせなら見に行ってみますか?と声をかけた。
ただ先生は彼が看板に気づいた瞬間に行けると思って順路の前でスタンバイ。
にたっとした笑顔以外はかなり可愛い表情の移り変わりの末、結局見に行くことになった。

サンダルと水着では心許ないくらいの険しい山道を進んでいく。
彼はビキニ姿で油断しきった先生を心配するが、先生はどんなホタルが見れるのか検索していて話など聞いていない。
そんなことだから足元も見ずにいい加減に歩き、思わぬトラップに引っかかってしまった。
先生は使う者のいなくなった古井戸にすっぽり落ちていた。

まるで生首が転がっているような光景に彼は驚き、先生が縄を示すのでそれで引っ張りあげようとした。
しかしそうではなく、先生は自分の身体に縄が絡みついていると言いたいだけだった。
相変わらずの絶妙な言葉足らずのせいで、先生は股間を締め上げられ、より強く縄が食い込んだ。

先生はなんとか縁を掴んでいたので、腕を掴んで引っ張り上げて欲しいと頼んだ。
合点承知した彼がすぐさま掴んで上げようとした際、誤って井戸の滑車を蹴落としてしまい、先生に引っかかった縄と一緒に底に落ちようとしたが、おっぱいに引っかかって途中で止まった。
しかし、ブラがずれて片乳が丸出し状態に。


































