PR広告掲載

 

尚子へのいじめを反省していないのは鳴人も同じで、明日美のスマホを持っているはずの尚子をGPSで見つけ出し、逆に自殺に見せかけて殺してやるとまで言い出す。

 

尚子に刑事責任能力がないと判断されれば、遠くない未来にまた脱走して同じ事を繰り返し、狙われる可能性が高い。

 

殺される前に殺すという理屈に荒太も賛成したのを見て、和也はこいつらも何も変わっていないクズだと思い知り、また何もできそうにない自分を恥じた。

著者名:谷口世磨 引用元:パンプキンナイト1巻

 

 

その直後、和也もSNSでパンプキンナイトにフォローされていることに気づいた。

 

すると、他の3人も昨日からフォローされていると打ち明けた。

 

咲紀は尚子が狂った時に被っていたのがハロウィンのかぼちゃの仮面だったことを指摘し、このアカウントが尚子に違いないと思った。

著者名:谷口世磨 引用元:パンプキンナイト1巻

 

 

常に狙われている気がした咲紀は恐怖に耐えられなくなり、あてもなく走り出した。

 

そこで鳴人は、一人になった咲紀を狙ってくるかも知れない尚子を返り討ちにしようと言い出し、斎場を手分けして探すことになった。

 

 

 

咲紀が非常階段で震えていると、明日美の死に不審を抱いた学年主任の広川が情報を訊き出そうとしてきた。

 

めんどくさい奴が来たと思った咲紀が反抗的な態度で振り返ると、広川は脳天から顎にかけて包丁で貫かれていた

著者名:谷口世磨 引用元:パンプキンナイト1巻

 

 

当然背後にいたのは尚子で、咲紀は血みどろの教師越しにかつての同級生と再会を果たしたのだった。

 

 

包丁がグリグリ動かされ、広川の頭もぐいんぐいん動き、包丁が抜かれるとぽっかり開いた傷口から脳漿が溢れ出た。

 

ドロドロの血で滑った咲紀は尻餅をついて逃げ損ね、柄の先で鼻を叩き潰されてしまう

 

更に馬乗りになられ、何度も何度も顔面に振り下ろされる。

著者名:谷口世磨 引用元:パンプキンナイト1巻

 

 

 

咲紀が見つからずイライラし始めたその時、鳴人は会いたくない人物に声をかけられた。

 

相手は男好きのする巨乳とぷっくりした唇が魅力的な野水という後輩の女子だった。

著者名:谷口世磨 引用元:パンプキンナイト1巻

 

 

チャラ男の鳴人と一度遊んだことがある野水は女子人気の高い鳴人を我が物にしようと、中学時代に明日美と仲が良かったことを持ち出し、様子のおかしい鳴人の弱みを握ろうとしていた。

 

 

その直後、斎場に非常ベルが鳴り響き始めた。

 

 

建物の中から人がいなくなると、尚子は袋詰めにした咲紀を堂々と棺桶の前まで運び、恐ろしい計画を実行に移した。

著者名:谷口世磨 引用元:パンプキンナイト1巻

 

 

 

和也たちも外に避難して程なく、非常ベルはイタズラか何かだと判明した。

 

 

結局咲紀は見つからず、家に帰ったのかも知れないと思っているうちに出棺が始まり、粛々と霊柩車に積み込まれていった。

 

和也が複雑な思いで明日美を見送った直後、斎場の屋上から車に手を振っている尚子がいるのに気づいた。

 

それとほぼ同時に、尚子が咲紀を明日美の棺桶に詰め込んだのかも知れないとも気づいた。

 

確証はないが、尚子ならやるだろうと思い、鳴人と荒太と一緒に霊柩車を追いかけた。

著者名:谷口世磨 引用元:パンプキンナイト1巻

 

 

急いでタクシーを捕まえ後を追おうとしたが、今度は悲鳴が轟いた。

 

振り返ると生徒たちが大騒ぎし、建物を見上げている。

 

屋上からは、殺されたばかりの広川が吊るされていた。

 

ただ、頭を貫かれただけでなく、全裸にされて目や身体のあちこちに得物を突き刺されたまま、腹を引き裂かれて臓物までぶちまけられた状態だった。

パンプキンナイトを読むならこちら