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36話

涙する美羽は語る。

 

こんな騙して呼び出した挙句、縛って拘束するなんてただの監禁。

ここまでしたのに振られる意味が分からず、どうしてなのかと本当に分かっていないかのように問い質した。

 

あまりの痛々しさに彼が何も言えないでいると、美羽はもう一番じゃなくても好きになってもらわなくてもいいから、こうやって気持ちよくなるために会いたいと言い出した。

 

さすがの元盗撮犯の彼でも、そんな不幸な行く末しか見えない関係性は拒否し、委員長らしい委員長に戻ってと懇願。

著者名:染谷ユウ 引用元:ヤングガンガン2018年24号

 

 

しかし美羽は聞き入れるどころか剣呑な雰囲気を纏わせ始めた。

 

彼の気遣いに盗撮犯のくせに正義ぶるなと言い返しながらおもむろに鞄の中を漁り、ついに凶器を取り出してしまった。

 

実行すれば平成の阿部定になってしまう美羽が取り出したのは、ロープさえも綺麗に切れそうなだった。

著者名:染谷ユウ 引用元:ヤングガンガン2018年24号

 

 

このままやられれば、彼は男として死んでしまう

 

しかし抵抗したくてもろくに身動きできず、あれよあれよという間にパンツの中心部から男の象徴を取り出されてしまった

 

更にまた口枷も装着され、万事休す。

著者名:染谷ユウ 引用元:ヤングガンガン2018年24号

 

 

もう止めてとも言えなくなった口で、声にならない声を絞り出して喘ぎまくるしかない。

 

すると美羽は鋏を手放した。

 

どれだけバカで取り返しのつかないことをしようとしたのか気づいた美羽はまたポロポロと大粒の涙を流し始め、膝をついた。

 

チン〇をちょん切ったところで、彼が振り向くわけがない。

著者名:染谷ユウ 引用元:ヤングガンガン2018年24号

 

 

騙して呼び出し、勝手に縛り、死の恐怖を与えてしまったことを謝った。

 

ごめんなさいと連呼された彼は返事をしたかったが、口枷を外してもらわねば何も伝えられない。

 

すると美羽は罪悪感をどんどん膨らませ、許してもらうつもりはないから死んで詫びると、また取り返しのつかないことを言い出した。

著者名:染谷ユウ 引用元:ヤングガンガン2018年24号

 

 

 

他人に牙を剥いたかと思えば、今度は過ちに気づいて自分を責め、生きる価値を失わせる極端の連続の美羽。

 

また鞄を漁って取り出したのは、丹精込めてなめした残りのだった。

 

それで首を吊るつもりの美羽は端っこに結び目を作るとドアノブに引っ掛け、体から力を抜いていく。

 

 

彼は頑張って身じろいで声を出そうとした。

 

しかし縄は固く、はーはーと息が漏れるだけで声にならず、逆に唾液でむせてしまうばかり。

 

このままでは美羽が悲観のままに逝ってしまう。

 

彼は助けたいという思いだけでもがくが、その場で転がり呼吸を荒くするしかできなかった。

 

そこまで必死になる彼を、美羽は縄に手をかけたまま見つめ続けた。

著者名:染谷ユウ 引用元:ヤングガンガン2018年24号

 

 

逆に見ていられなくなった美羽は縄から抜け出し、彼を助け起こして縄を切った。

 

なぜここまでうするのか。

騙し、縛り、傷つけようとした。

許されざる犯罪なのになぜ。

 

しかし彼は怒ってないという。

著者名:染谷ユウ 引用元:ヤングガンガン2018年24号

 

 

それは彼も許されざる犯罪をした過去があり、罪悪感に苛まれる美羽の気持ちがよく分かるからだった。

 

そんな盗撮犯の自分を受け入れ、新たな道に導いてくれたのがアヤメだった。

 

美羽は彼がアヤメを見倣って自分を受け入れようとしてくれているのだと分かった。

そして、彼がどれだけアヤメに救われたのかも理解したのだった。

 

 

 

外は凄い雨のままだった。

 

彼は早く帰ろうといって傘を差そうとしたが、美羽は部屋に傘を忘れたから先に帰ってと返した。

 

当然彼はついて行こうとしたが、美羽は笑顔で断り、また明日と答えた。

 

まさか、その様子を盗撮されていたなど知る由もなく、二人はホテルの前で別れた。

 

 

 

実は傘を持っていなかった美羽は一人、川辺の道で泣き腫らし、彼へのお詫びの言葉を呟いていた。

 

そこに図ったように傘を持って近づく男がいた

著者名:染谷ユウ 引用元:ヤングガンガン2018年24号

 

 

それは、散々拒否されて酷い言葉も投げつけられても未練たらたらの小杉だった。

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