17話
校門前まで来てくれた姫乃を見たセレナは、頬を赤らめ逢いたかったと喜びを表した。
何者かと問う姫乃の質問に、訊くまでもないだろうと一言挟みつつ、セレナは親愛の証だと前置いてフルネームと共に女王であると名乗った。
姫乃は特に女王を名乗ったことに反応せず、ただ瑞を離せとだけ要求した。

素直に受け入れたセレナは瑞の背中を押して解放するが、瑞は途端に刺されると思って身構えた。
セレナもいつかはそうするつもりだと答え、なんとも魅力的な笑顔でそれまで誰のものにもなるなと言葉では高圧的に指示する。
なのに、瑞はどうしようもなく頬を染めてしまった。
姫乃の要求を受け入れたセレナは兵士を侍らせている彼女の方へ一切臆さず進み、手が届きそうな距離まで近づいた。
瑞でさえ姫乃が危険に晒されていると思って焦るが、兵士は誰一人動こうともしない。
するとその時、セレナは挨拶かのように姫乃の胸を揉んだ。
触れるだけではない遠慮ない手つきのペッティングと、首筋に舌を這わせる前戯的な愛撫。

兵士たちは確かに殺気立っているようだが、姫乃自身が何も抵抗しないので、やはり動こうとしない。
セレナはあえて抵抗しないことを煽ってくるが、姫乃にはもちろん考えがあって抵抗せずにいた。
同じ女王の能力を持つセレナが一人で来たわけがなく、既に手勢を周囲に配置し、いざという時には自分を殺せるように準備しているはずだと考えていた。
その通り、セレナの側近二人は校舎の屋上にスタンバイし、狙撃の照準を姫乃の頭に合わせ、セレナの指示を待っていた。

まんまと見抜かれたセレナは逆に姫乃の観察眼の鋭さを賞賛して笑顔を零し、賢いと褒め称えた。
胸を揉まれ、首筋を舐められてから真っすぐ見つめられ、ストレートに褒められた姫乃は普通に照れ、感謝した。

不遇の人生を送って来た姫乃にとって、これほどシンプルに褒められた経験は一度もなかった。
姫乃はセレナが気を良くしている流れに合わせ、この学校には手出ししない約束をして欲しいと頼んだ。
セレナは相変わらず上機嫌な様子だったが、交換条件として、この場で全裸になり膝をつくことを求めたのだった。

感想
ヒメノスピア4巻でした。
面白度☆7 フレンズ度☆8
18話以降では、躊躇いなく服を脱ぐ姫乃、瑞のゲロ、自慰、少女売春、女王の真実と友情、侍従の嫉妬と争い、ベロチュー、そして瑞の他にも姫乃に殺意を抱く新キャラ登場などが描かれています。
徐々にスケールが大きく、良し悪しは別にして、割とよく見る設定が明かされてきました。
なんだかんだ4巻は、セレナの侍従のジョイスとマージョリーが良い味出していたと思います。
https://www.kuroneko0920.com/archives/62818






































