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2話

電話をかけてきたのは有馬岳彦の母親、有馬あやめだった。

 

あやめもクズの息子を更生させるつもりはないらしく、逆に自分たちの子供が危険に晒されていると言い出した。

著者名:鶴岡伸寿 引用元:狂った母性2話

 

 

ただ奈緒も、あやめの歪んだ母性に共感してしまった。

 

 

あやめの呼び出しに応じて奈緒が出かけた頃、他の二人の母親もまさか息子が死にまで追いやったイジメの犯人だと知って驚きながらも、呼び出しに応じていた。

 

 

 

学校では生徒への調査結果を元に会議が行われていた。

 

ほとんどの生徒がイジメを知らなかったと答えた中、早乙女悠斗の名が個別に上がり、次いで畑や野本の名前も挙がった2年次にはイジメらしい報告も雰囲気もなかったが、担任の桜は、有馬がグループに加わってから雰囲気が変わったように見えていた。

 

会議の途中で中園あおいが呼んでいると言われた桜は一旦退出し、遅い時間にわざわざ訪ねて来た用件を訊いた。

そしてあおいはUSBを渡し、そこに数日前の梨本の姿が映っていると伝えたのだ。

著者名:鶴岡伸寿 引用元:狂った母性2話

 

 

しかし事なかれ主義で隠蔽体質の教育機関。

教頭は生徒の一人から何か聞いたらしい桜にすぐ圧力をかけた。

 

 

 

その頃、ホテルのロビーで待ち合わせた加害者の母親たちは、それぞれに陰鬱な面持ちで自己紹介したが、有馬あやめだけはまるでパーティーにでも招待したような堂々とした雰囲気を醸し出していた。

著者名:鶴岡伸寿 引用元:狂った母性2話

 

 

畑綾子野本祥子は自分の子供に限ってと、お約束の台詞でまだ信じていないようだったが、奈緒が悠斗が白状したことを伝えると、押し黙った。

 

するとあやめは、かつてイジメ加害者として世間から爪弾きにされた少年が今では廃人のようになっている記事を見せ、母親たちの危機感を煽った。

 

それぞれの息子がどんな夢を抱いているのかさえも把握していたあやめは、子供たちの明るい未来のためにという言葉を免罪符にして、責任の全てをを学校に、特に担任の桜亜津美に転嫁し始めた

著者名:鶴岡伸寿 引用元:狂った母性2話

 

 

果たして真実なのかどうか、岳彦が桜に吐かれたらしい暴言を暴露し、彼女がいい年して独身なのは不倫しているからだとも言い出した。

 

心労のせいか、特に祥子はあやめの話を鵜呑みにして桜への不信感と怒りを露わにし、自分の躾はどこ吹く風で責任を完全に学校側に押し付けていく。

 

酒も入って熱くなってきたところで、あやめは桜に直接文句を言いに行こうと持ち掛けた。

 

彼女たちがいるホテルは、桜が住むマンションの向かいだったのだ。

 

あやめの言動は全て計算なのか、母性が強すぎておかしいことを信じ切ってしまっているだけなのか。

著者名:鶴岡伸寿 引用元:狂った母性2話

 

 

果たして…

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