目が覚めた後、勝は久しぶりの食事にありつかさせてもらった。
ただ食料は3人で消費すれば持って2週間分しかなく、その先の食料は当然、外に調達しに行くつもりだという。
ゾンビがもっと徘徊している学校外に出るなんて考えられない勝は普通に怖気づいて、出られない理由をこねくり回そうとするが、余計なことは考えなくていいとミキに釘を刺された。
国を興すまでの諸々について考える頭脳を担うのは自分だけで十分で、ただ労働要員になればいいと指示された。

言動がいちいち艶めかしいミキの破壊力に頷くしかない勝は、まずシャワーを使える体育館奪還作戦を聞かされ、何を置いてもエロい妄想を働かせた。
手っ取り早く奪還するために捕獲ではなく殲滅することで決まり、戦闘で期待できない勝には陽動と補助の役目が与えられた。
わざと大きく音を立てて入口に注意を向かせ、体育館にいるゾンビたちはシンプルにミキとかりんが血祭りにあげていく。

そして数で押されて二人が囲まれないよう、勝がかりんの歌を流したスマホを遠くに投げ、人の声に反応するゾンビを分散させる。
そこまでは作戦通りだったが、二階から飛びかかってくるゾンビにミキが気づいてないと思った勝は元野球部の実力を発揮してスマホを直撃させることに成功。
しかし、自分の背後を全く用心していなかった。
あっさり腕を噛まれた勝。
一歩遅くゾンビを蹴り殺したミキ。
ただ、ミキの助言で腕にベルトをぐるぐる巻きにしていた勝に歯は届いておらず、命拾いしていた。
とは言え、ちゃんと完璧に作戦を実行できていなかった勝はシバかれ、二階のゾンビにも気づいていたと言われてしまう。
一応ゾンビ以上に大切にされているようだったが、さすがに三人仲良く背中の流しっことはいかず、見張りを指示される勝だった。

なんやかんや、無事に体育館を奪還できて五日ぶりに汗を流せた三人。
その後は、熊のように大柄のゾンビ柔道部員をかりんが投げ飛ばして捕獲したり、トランプのババ抜き勝負をしてエロい指示をさせている妄想をしたり、ミキがSNSで調べた周辺の状況を報告したり。
既に形成されているいくつかの集団の意思は大きく分けて、警告、勧誘、SOSの三つになるようだった。

近づいたら排除する、仲間募集中、助けて下さい。
そこで勝は、またゾンビよりイカれた人間を殺す覚悟がないなら死ぬと忠告された。
そして今度は、ドン引きの校舎奪還作戦の実行。
動く易くなった構内で先生の車を拝借し、また圧倒的な運転の才能を発揮したミキが運転手になって、いざ外の世界へ。

スピード狂の一面を発揮して、ゾンビを撥ね飛ばしながら進むミキドライブの末に辿り着いた最初の目的地とは?
やがてぶつかることになる、若い女を性欲解消に侍らすヒャッハーな連中が支配している一つのコミュニティでも、一人の男が動き出そうとしていた…
感想
キングダムオブザZ1巻でした。
面白度☆7 ライト度☆8
一般誌にやってきた綿貫ろん氏。
描ける内容の違いのせいかも知れませんが、18禁の方が個人的に絵が上手く見えました。
内容はよくあるゾンビが蔓延る世界ですが、絵柄のせいで大してグロさは感じなかったです。
強キャラヒロイン二人でさっそく他作品と差別化を図っているので、一味違った面白さを期待したいですね。





































