5話後編
行きは問題なく診療所に辿り着けた一行。
さっそく血液のストックをゲットしてから院長室に入った京介は睦美たちに数々の非礼を詫び、佐渡医師が隠している酒を勝手に注ぎ、仲直りの印として飲むよう促した。
睦美は未成年だからと断ろうとするが、あまり無下にもできずに初めての酒を思い切って呷った。
意外にもおいしいと思った直後、飲み味以上のアルコール度数の高さにやられて一瞬で眠りこけてしまい、隣の青山も呂律が回らなくなった。

そして青山も三下の怒りの言葉をスルーし、同じく一瞬で夢の中へ。
無雲の怒りに触れて悔い改めた京介たちは、睦美たちが寝ている隙に一足早く血液を届けようと思い、酔っ払いの介抱を仲宗根に任せて出発してしまった。
ただ相変わらずゲスい法嘩は、仲宗根が睦美を本気で狙っているのを面白がり、都会の女は押しに弱いと吹き込んでおいた。
真に受けた仲宗根は睦美が目を覚まさないうちに診察室のベッドに運び、欲望を解放することにした。

シャツを捲り上げて仰向けになってもツンと上向く乳房を露わにすると、愛おしそうに乳首を舌先で転がしていく。
いやらしい音と刺激で睦美が目を覚ましても、構わず下も脱がせて乳房からお腹、太ももの間へと舌を這わせて、アドバイス通りに押し一辺倒で手篭にしようとする。

そして自分も脱いで柔らかい肢体と肌を合わせようとした直後、いつの間にか起きていた青山にパイプ椅子で脳天を叩きつけられてしまうのだった。
飲んでいないのに一番酔っていそうなほどはっちゃけた仲宗根は素直に謝りつつ、唆されたことはきっちり釈明した。
それがまた青山の怒りを買ったが、まだフラフラだった睦美は京介たちが一足先に出発したと聞かされた瞬間、一気に酔いが醒めた。

その頃、まだ無事に森を駆けていた3人は夜が明けそうになってきて焦り始めていた。
二人から遅れだした三下が弱音を吐き出したその時、足を滑らせて尻餅をついてしまった。
それで後ろポケットに入れていた血液パックが破れ、中の血液が漏れ出して三下の尻を赤く染め、鉄の臭いを放ちだした。
直後、彼らの周りを一陣の風が吹き抜けた。
すると、風が吹き抜けた進行方向に人らしき影が揺らぐのが見えた。
暗く、影しか見えない何者か。
京介は目を凝らして一体誰が生き残っていたんだと警戒し、三下はお気楽に誰だと声をかける。

すると影の先っぽはにゅるっと先が細くなり、奇妙な動きをした。
それはとてつもないスピードで繁みから飛び出し、3人に襲いかかって来た。







































